農業、はじめます[那須移住4年目の挑戦]
こんにちは!那須に移住して田舎暮らしをしているAOです。
移住してから始めた家庭菜園ですが、とうとう農地を借りて本格的に野菜作りを始めることにしました!
今回はその経緯をシェアしますね。
「田舎暮らしといえば野菜作りでしょ!」と思ってる人の参考になれば幸いです♪
始まりは「なんとなく野菜つくってみた」
那須に移住する際、誰にも気兼ねすることなく庭で焚き火したりバーベキューがしたくて、広い土地がある中古の一軒家を探した私。
実際にその希望を叶え、約1000㎡の土地を手に入れたのだが。
焚き火やバーベキューだけでは持て余すほどの広い庭を手に入れてしまったため、「土あるし家庭菜園でもはじめるかー」「放置で野菜が育つならやってみてもいいかなー」と、なんとなく野菜作りを始めたのでした。
自分で野菜を育てたくて田舎に移住する人も多いみたいだけど、私は当初はまったく興味なく、なりゆきで「やってみた」だけだった
ところが意外なことに、野菜作りの奥深さにハマってしまった…!
野菜に限らず、植物の生態や動物との関わり、ライフサイクルというか。
一筋縄でいかないことが、飽きっぽい私に火をつけたのかもしれない。
天候に左右されたり虫や獣に荒らされたり、良くも悪くも順調に野菜が育てられなかったからからこそ、楽しくなっちゃったのかも。
ムクナ豆との出会い
以前の記事で紹介した、那須移住の先輩とムクナ豆との出会い。
その出会いがキッカケで、「食える農業」を目指す先輩の活動に興味を惹かれました。
付加価値とれる機能性のある豆を六次化するビジネスだよ
家庭菜園の経験を通じて日本の農業の現状についても意識が向くようになっていた私は、厳しい現実はもちろん農業の魅力についても色々と感じるところがあったんです。
先輩の事例だけでなく、移住&起農した方々の書籍などを何冊も読んで「私にもできるのかなぁ」なんて漠然と考えたこともありました。
とはいえ「まぁでもWEBライターの仕事とか楽しいし。」「少なくとも今はフルリモートの仕事がんばりたいし。」と、もし農業を始めるとしても遠い将来のことだろうなぁ〜と具体的な計画はゼロだったんです。
農地借りれちゃった
かたや、森に囲まれた庭での野菜作りの限界もしみじみ痛感していました。
土づくりをどんなに頑張っても、圧倒的に日照量(時間)が足りない…!!!!
私が下手くそなのもあるとは思うが…
「農業で食ってくかは別としても、農地を借りといて損はないのでは?」と思うに至りました。
きっと、地元民と交流のない私のような”よそ者”に畑を貸してくれる人を探すのは時間がかかるだろうと思い、「来年の春までに借りれればいいかなー」なんて感覚で行動を開始したのだが、、、
1ヶ月ちょいで一反(約1000㎡)の畑をゲットしてしまった!
正直、とんとん拍子すぎて戸惑ってます(;^ω^)
近くの集落の耕作放棄地
借りた畑は、近所の集落の田畑が広がっている場所の一角。
畑の所有者はご高齢のおばあちゃんで、農業は引退済み。
同集落の兼業農家さんが「畑を放置して荒らすのはしのびない」と、荒らさないために去年は蕎麦栽培をしたらしいが、同じように管理している農地が他にも多数あってなかなか手が回らず、、、
結局、半ば放置されていたので、ちょうどよく貸してもらえたってわけ。
畑は放置するとすぐに藪になり、虫や獣の棲家になってしまって近隣の田畑や住民に被害が出る恐れがあるし、なにより、先祖代々だいじに守ってきた畑が荒れるのを見るのは悲しい!ということで、なるべくなら放置したくないらしい。
「荒らさないでもらえるなら好きに使って!」と言ってもらえました。
地主のおばあちゃんは私がよそ者ってことを気にしてない様子でニコニコ話してくれたし、よかったぁ〜
何年も放置されていたわけではないけれど、耕作放棄地と言っても過言ではない程に雑草ボーボー。
まずは草刈りしないと!
かろうじて草刈機は家にあるからよかったけど、こんなにすぐに畑が借りれると思ってなかったら道具も資材も何も揃えてない(;^ω^)
でも単に草刈りするだけではつまらないから、やっぱり何かを作りたい!
ムクナ豆を育てるにはギリギリのタイミングなんだけど、幸い秋〜冬にむけて作る野菜には間に合いそう。
ムクナ豆はギリギリセーフではなくギリギリアウトかもしれないけど、できるだけやってみる!
とりあえず今このタイミングでできることをやっていこうと思います!
ムクナ豆で「食える農業」視野に入れつつ
今年は農業が自分に合っているかを確認するためのテスト期間。
畑を通じて発生する集落の方々との付き合いも、コミュ障な私に耐えられるかどうか試す必要があるし。
知らない人と話すの超苦手なんだけど…がんばれ私…!
良い感触を得られれば、来年から本格的にムクナ豆で「食える農業」を目指します。
キーワードは「無理しない移住&起農」。
あくまで「田舎で静かにのんびり暮らしたい」本来の目的を果たしながら、初期投資のために借金をしない「お小遣いの範囲で始められる起農」で成立させたい。
お国からの助成金にも頼らず、JAにも頼らず、生産〜加工〜販売すべて自分でやる。
そんな感じでもビジネスとして成立させられるのか、やってみます。
移住&起農の頼れる先輩もいることだし、ニッチもサッチも状態にはならんだろうとは思うけど。
まさか会社員時代の商品企画やマーケティング・ブランディングに関する知識や経験がこんな形で役立つ日が来ようとは…!!(;^ω^)
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