ムクナ豆の苗を定植する【移住者がテレワークしながら起農した件#2】
こんにちは!那須に移住して4年目に突入し、新たなチャレンジとして農業を始める準備中のAOです。
畑を借りられたタイミングがムクナ豆の苗の定植に適した時期を若干過ぎていたため、今年は試験期間として運用することに。
移住の先輩でありムクナ豆栽培の師匠と相談しながら、とりあえず今年は10株だけムクナ豆の苗を定植しました。
今回はその記録です♪
ムクナ豆の定植準備
こちらが私がお借りしている畑。
農業委員さんにトラクターをかけてもらった直後の状態。
約10アール(約1反)の広さで、師匠の提唱するムクナ豆栽培方法だと60株ほど植えられる計算。
本来は5月〜6月ごろに定植するのが良いようですが、畑を借りられたのが7月だったためフルで栽培するのは諦めました。
定植のタイミングを逃している点だけでなく、ツルを誘引するための支柱やネットの準備にも時間とお金がかかるのも理由。
せいぜい10株分くらいにとどめることに。
管理機もまだ持ってないから、手作業で肥料入れて鍬で畝立てる時間もかかるしね
取り急ぎ自宅にあった有機肥料とカキ殻石灰を入れて畝を立てマルチングしました。
支柱はトマト用の金属製のアーチ
お次はツルを誘引するための準備。
師匠のおすすめは耐久性のある単管パイプを活用する方法なのだが、単管パイプは新品で揃えるとン百万円コース!!
かといって中古を探して設置までこなすのは時間がかかる。
いきなり高額投資する決断が下せなかったのも理由のひとつ
そこで選んだのが金属製のアーチ型のトマト支柱。
似た形にキュウリ用のアーチもあるけど、そちらはてっぺんがもう少し尖ってる。
トマト用のはフラットになってるので、間に棒をかまして幅を延長することもできる優れもの。
今回は時間とコストの都合上デフォルト幅で運用します。
実はこのトマト用アーチ、季節外れということで店舗在庫がどこも少なくて…。
トマトの植え付けはもっと早い時期だからね
那須町・黒磯・西那須野界隈のお店を何軒もハシゴして、なんとかムクナ豆10株分に耐えられそうな数を揃えました。
プラスチック製のものよりも耐久性はあるはずなので、4〜5年使えたら嬉しいなぁ。
ネットで注文すると送料と配送時間がかかるかと思って実店舗巡りしたんだけど、結果的にネットの方が早くて安かった説…。
まいっか。終わりよければ全て良し◎
ツル誘引ネットは36m
過去にもキュウリ栽培しているので、キュウリネットには馴染みがあります。
家庭菜園レベルなので、言っても1.8m×1.8mとか、そういうレベルの面積のもの。
でも今回使ったのは4.2m×36m!
36mってことは25mプールより長いんだよね…?
「絡まったら一巻の終わりじゃないか…!!」ってビビったんだけど、Youtube先生の知恵を拝借したらすんなり張れた。
紐を使うこの方法で張れば、カーテンみたいにスルスル~って開くだけだから楽だった!!
ちなみに36mネット1個じゃ足りなくて2個使って少し余るくらいでした
ムクナ豆10株を定植
ムクナ豆の受け入れ態勢がなんとか整ったところで、師匠から苗をいただきました。
苗はポットで育てられたものではなく、畑の片隅に捨てられた鞘の山で自生していたもの。
ご厚意で無料でいただいちゃいました!
定植直後の様子。
ぜんぜん元気がないです。
なんとか定着することを祈りながら、しばらく様子を見守ります。
ムクナ豆たち、なんとか持ち直す
定植してからしばらく、期待したほど雨が降らずカンカン照りだったり、大雨がザーッと降ったり、強い風が吹いたり、いろんな天候がありましたが。
定植1ヶ月ほど経った8月上旬(ナウ)、順調に育っています!
ちなみにカンカン照りが続いてジョウロで水やりしたのは1回だけです
こちら、一番大きくツルも多い株↓
ツルががんがん伸びて、なおかつ太い。
写真では分かりづらいと思うのだけれど、長いツルはアーチ支柱のてっぺんまで伸びてます。
一番大きな株は畝の真ん中で伸び伸び育ってほしかったけど…そう上手く行かないのが生物ですな。
ツルをうまく左側に誘導したい
ここまで大きくないにせよ順調に育っている株が他にも3〜4個。
小さいままツルも伸びず「なんとか生きてるだけ」ってレベルの株もいます。
ちなみに雑草は元気よく生い茂ってあっちゅう間に緑のカーペットになってる😂
枯れた株は2つ
定植した10株のうち2株は定着できずに枯れてしまいました。
1つは定植して直後、すぐにお亡くなり。
もう1つは3週間ぐらい頑張って育ってたのに踏ん張りきれず。
なんかこの株やばそうだなぁ〜と思ったら、、、
翌日には根本から倒れ、、、
翌々日お亡くなりに。
途中まで順調そうだったのになぁ
うちにも放置された鞘の山で自生した苗たちがいた
株が枯れちゃってガッカリしてたら、うちの畑の片隅にも鞘の山で自生してる苗を発見!
こちらは春頃に師匠の育てた豆を鞘から取り出す作業のお手伝いしたときの鞘。
その時の模様は『【ムクナ豆】那須移住の先輩と健康に良い豆との出会い♪』で紹介しています。
鞘は家庭菜園の残渣と一緒に混ぜて残渣堆肥にしようと袋に入れて保管してあったんだけど、広い畑が手に入ったのでこっちで堆肥化しようと思って持ってきてたの。
植え付けの作業が終わってから作業しようと思って、畑の隅っこにばら撒いておいたら、そこから芽が自生してた。
ぱっと見5株くらい育ってる。
そのうちの2つを掘り起こして枯れた株と交換しました。
1つめと、
2つめ。
翌日チェックしたら植え替えのショックで元気なくなって禿げちゃったけど、ここから復活してくれることを祈ろう…!!
まだ予備軍あり
まだまだ予備がいるから、この子達はここで引き続き育ってもらおう。
やっぱり定植された子よりも自生している子の方が強いんだろうなぁ。
この場所は畦際だから、順調に育ちそうなら上手く支柱&ネットで畑の内側に誘引してあげようかな。
ツルを誘引しながら成長を見守る
ムクナ豆栽培中に必要な作業はツルの管理が大半を占めるっぽい。
ぐんぐん伸びてくるツル同士が絡み合ってカオスにならないように、適度に間隔を開けながら誘引していきます。
その方がマメの収量が上がるから。
雨とか仕事とかで畑に来れない間にグングン育っちゃって、すでに混雑してる箇所もある
地元農家さんの助言…寒さとの戦い
大先輩農家であり畑のご近所さん達に聞くと、このあたりは那須地域の中でも「寒い」「冬が早い」ことで知られる地域らしい。
だいたいお盆をすぎると南風から北風に変わるから冷え込むのが早いのだそう。
だから、種袋に書いてある「◯月〜種まき時」みたいな目安は参考にならないらしい。
1km下ったところで栽培できるお米がここだと育たないんだって
師匠の畑は同じ那須界隈でもここより標高が低いところにあるので、この数百メートルの標高差が大きな差に繋がるかもしれない。
その検証をするためにも、今年は「試験的に栽培」ってことにしといて本当によかったなって思う。
いきなり本格投資して「うちの環境に適していなかった…!」ってなったらオオゴトだからね。
とりあえず今年の収穫量の目標は「霜が降りて育てられなくなるまで育てきること」と、「自宅で食べて商品価値をしっかりと確かめられる量を収穫すること」なので、あまり欲張らず出来ることをやっていこうと思います。
10kgぐらいの豆が採れるといいなぁ〜
温かい目で見守ってください😆
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