田舎暮らしの「人間関係」【移住者によるリアルな見解】[別荘地]
こんにちは!那須に移住して田舎暮らしをしているAOです。
内閣府が2020年2~3月にかけて実施した調査によると、田舎暮らしに否定的な人の理由上位に「田舎ならではの密なコミュニティ」が挙げられています。
私もそこが気になって、移住に踏み切れないんだよねぇ
確かに、田舎ならではのご近所付き合いって、都会とは違うよね
という訳で、実際に田舎に移住した私の見解(考え方)を、オブラートに包まずリアルにお届けしますね。
一口に「田舎」といっても多種多様だと思うので、あくまで私個人の見解だということは、ご了承くださいね!
ご参考になれば幸いです♪
自分にとっての「不利益」をどう対処するか?
田舎ならではの人間関係として嫌われがちなのが、
- すぐに噂が広まる
- 他人の人生にずかずかと土足で入り込んでくる
などが”あるある”ですが。
確かに、それらは多くの人にとって不利益をもたらしたり、単純に不快だったりしますよね。
でも、ちょっと待ってください。
都会でも、似たようなこと起こってません?
自動車の事例
例えば子供がいる家庭だと、ママ友問題とか。
私は長らく自動車業界にいたので自動車の例を挙げますが、
子供のお友達を変な車に乗せられないから、それなりに大きくて良い車を買わなきゃいけない。
でもボス猿的ママ友よりも良い車に乗ってると反感買って子供がイジメられるから、ソコソコのモデルにしたんです
例えばアルファードはボス猿車だからノアかヴォクシーを買った。これ、都会の自動車購買時の体験談あるあるなんです。
アルファードは400万円以上するいわばミニバンの最高峰。ノア・ヴォクはその格下で300万円前後です
ン〜百万円もするお買い物の話を、そんな理由で選ぶのか…て愕然としました。
だってそれって「人生に土足で立ち入」ってませんか?
それを「ずかずかと」ではなく、暗黙の圧力でやってるってんなら、殊更に陰湿で陰険で恐怖すら感じました。
私のご近所さん(都会時代)の事例
昔、新宿まで電車で20分という都会に住んでいた時があったのですが。
近所のおばちゃんが世話好きでねぇ…
ゴミの出し方とか回覧板の扱い方とか、転居してきたばかりの私に色々と教えてくださったんです。
それは確かに、物凄くありがたいし、感謝もしているのですが…
洗濯もの干してるとこ全然見ないけど、いつもどうしてんの?
とか、
お宅の前の下水道が臭うから、役所の人に言っておいたから!
あ、うちの下水はお宅のとは別の線だから関係ないんだけどね~
とか、
本当はお宅が自治会長の順番だったんだけど、お仕事お忙しそうだし賃貸で入られてるだけだから、私が代わりに引き受けてあげたのよぉ
とか…
私は、戦慄しました。
き、き、き、気にかけていただき、ありがとうございます……
悪い人じゃないんですよ、そのおばちゃんは!
善意でしょうし、深い意味はないのだと思うんです。
でも、私にとっては、恐怖体験でした……
私の勤め先(都会時代)の事例
都会の会社にもいませんか?
仕事の役に立たない「情報通」=つまりただの噂好き。
どこからともなく噂話が聞こえてきて、瞬く間に広まっていきます。
〇〇部の△△さんと□□さん、あれ絶対に付き合ってるよね
とか、
◇◇部の××さん、▽▽さんと不倫してるらしいよ
とか……
もしかしたら、当人たちも「息抜きの為」とか「仕事を円滑に進めるためのコミュニケーションの一環」ぐらいのネタに思ってるのかもしれません。
ですが、私にとっては、無駄話を通り越して不快な話でした……
だって人間だもの
つまり、都会だとか田舎だとか、住んでいる場所の問題ではないのではないだろうか。
自分にとって不利益な存在はどこにでも出現しうる。
もっと言えば、上記の私の経験談を読んで、
え、それぐらいフツーじゃない?
当たり前のこと言ってるだけなんだけど
と感じた人もいらっしゃるはず。
要は、
自分が不快・不利益だと感じる事が何なのか、
それらをもたらす人たちに対して、自分がどう対処する(どう付き合う)か?
ってだけなのではなかろうか。
ちなみに私は引っ越したし、転職しました
どこの人間関係もギブアンドテクが基本
「田舎ならではの密なコミュニティ」が嫌われる反面、
田舎暮らしのメリットとして上位に挙げられるのも「暖かいご近所付き合い」など「人間関係」だったりしますよね。
田舎の人はパーソナルスペースが狭い?
例えば畑で採れた野菜のおすそ分けがもらえる、とか。
故障した道具などを直してくれた、とか。
でも、冷静に分析してみて下さい。
田舎の人たちは、人と人の壁というか、パーソナルスペースが狭い分、自分が愛情込めて作った野菜などを喜んで分け与えてくれるのではないだろうか。
そしてその延長線上に、個人の匿名性が消える程の「密すぎ」リスクが潜んでいるような気がする。
相手との距離が近いと感じているから、プライベートとの境界線設定が違う、というか
ですが、この世はギブアンドテイク。
何かを頂くなら何かを提供しないと、成立しないのが道理。
ご近所さんから畑で採れた野菜のお裾分けが貰えるんでしょ!食費浮く~♪
そう思ってるなら、ギブアンドテイクのバランスを成立させる配慮は不可避。
お土産物や自分自身の時間など、あるいは自分のプライベートな話題であろうと、何かしらギブするぐらいでちょうどいい。
ご厚意を頂いてばかりのテイカー気質の人には、田舎の人間関係は難しいのではなかろうか。
そもそも頂く前提で田舎暮らししようとしてる都会人は、図々し過ぎだと思うけどね…
厚かましいのはどっちよ?って思っちゃう
都会人なりのギブアンドテイクな人間関係?
逆に、淡白な人間関係を築く(ていうか築かない)生き方がしやすい都会の良さも凄く分かります。
基本的に、私はコミュ障側の人間だと自負しているので。
都会でのギブアンドテイクは、例えば満員電車ならば、
私はアンタたちをマネキンだと思う。
だからアンタたちも私を人として見ないで
という感じだろうか?
だから、相手にぶつかろうが足を踏もうが、謝罪する人なんて皆無。
マンションのエレベーターだって同じ。
「何階ですか?」なんて訊こうものなら不審者だと思われるから、相手がいないものとして振舞うのが無難。
まるで自分が存在していないかのような恐怖に駆られるけど、それで成立するんだから良しとするしかない。
メリデメは表裏一体
例えが良かったかはイマイチ自信がないが、
要は、メリットとデメリットは常に表裏一体。
ニコイチ。
よって、どっちの側面を見て、自分にとってメリットだとかデメリットだとか判断するかは、自分次第だということ。
ご近所付き合いないと生きれないのか?検証します
ここからは私自身の疑問なのだが。
そもそも、田舎だからって近所付き合いしないと生きていけないのだろうか?
だって、移住を実現できるような人は、それなりの行動力や体力を持ち合わせているだろうから、日々誰かの助けを必要としているタイプではないはず。
たとえば、何かに困る度に誰かに助けてもらわないと何もできないタイプとか…
誰かに代わりに買い物行ってもらわないと身動き取れない体調の人とか…
有事の際とか助け合いが必要なのは想像つくけれど。
じゃあ都会であれば一人でぼーっとしてても安全なんだろうか。
そんなことないよね…自分の身は自分で守る必要があるし、助け合うべき時は助け合うんだよね、どこに住んでても!
というわけで、移住してからの私は極力ご近所付き合いを避け、地元で働いてもいないので人間関係ゼロで生活しています。
この生き方で生活が成立するのか、引き続き検証していきます!
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