【やってみた】自分で自動車の所有者名義変更をやってみた[移転登録]
こんにちは!那須に移住して田舎暮らしをしているAOです。
田舎暮らしといえば欠かせないのが自動車ですね。
我が家には2台の車があるのですが、そのうちの1台アバルト595君は、那須に移住する前から所有していた車なので、ナンバープレートが当時のまま。
コロナ禍の昨今、県外ナンバーは肩身が狭い…
那須移住してから我が家の1員となったジムニーJB64ばかりに乗ってしまい、アバルト君の出番が極端に減っていたんです。
しかし、先日、やっとアバルト595のローンを全額支払い終え、所有者名義を私に変更できる権利を得た!!
ニートな私には時間が有り余ってるし、代行手数料を支払うのももったいないので、自分で手続きをしてみました。
今回はそこで得た経験をシェアします😊
本記事は、自動車の所有者変更に加え、車検証に記載されている住所が県外に変更になる事例です。
第一ステップはこちら↓『車庫証明(自動車保管場所証明書)を自分で申請してみた』をご参照ください♪
所有者名義の変更は運輸支局へ
自動車の所有者名義を変更する為に必要なものは以下のもの。
自動車の所有者名義の変更(移転登録)に必要なもの
【書類】
- 新たに取得した車庫証明書
- 現在の自動車車検証
- 旧所有者(ローン会社)からの譲渡証明書
- 旧所有者(ローン会社)からの委任状
- 旧所有者(ローン会社)の印鑑証明書
- 新所有者(自分)の印鑑証明書
- 新所有者(自分)の住民票※
【持ち物】
- 今回変更手続きをする自動車
- 新所有者の実印
- ボールペン
- 3号サイズのプラスドライバー(ナンバープレート外す為)
- 現金3000円くらい
- ウェットティッシュ(ナンバープレート外す時、手が汚れるから)
持ち物のうち、ウェットティッシュは個人の好みではありますが。笑
ペンやドライバーは窓口でも借りられますが、自分で持ってった方が圧倒的にスムーズですよ。
住民票←要注意!
注意が必要なのは、住民票。
車検証に記載されている住所から、今の住所(車を登録したい住所)まで引っ越ししたのが1回であれば、住民票で大丈夫です。
ですが、複数回住所が変わっている場合、つまり車検証に記載されている住所から何度か引っ越した場合、旧住所から現住所への繋がりを証明する別の書類が必要になります。
もし、複数回住所が変わっているけれど、今の住所と同県内での移動の場合は「〇個前までの住所を記載してください」と市役所でお願いすれば、住所歴の載った住民票を発行してもらえます。
コンビニ発行のものだと載ってないから市役所行ってね
ですが、県を跨いでの引っ越しの場合、その県では発行できない書類なんです…!
県を跨ぐと、今の県の1個前の住所(今の県に転入手続きした時の住所)しか、役所側が参照できないらしい。
その場合、方法は2つ。
- 本籍のある都道府県の市区町村の役所に『附票』を発行してもらう
- 前住んでいた都道府県の市区町村に『住民票除票』を発行してもらう
どちらか、自分が申請しやすい方法で入手しましょう。
多くの市区町村で、ネット申請や郵送申請が出来るはずですが、数日間の期間がかかると思います。
時間には余裕をもって、申し込んでくださいね。
栃木運輸支局で所有者変更
書類が準備できたら、満を持して申請窓口へ!
都道府県によって、運輸支局(陸運局)が複数あったりします。
お住まいのナンバープレートの管轄がどこか、事前に調べて出かけましょうね。
那須の場合は宇都宮だったよ
ナンバープレート外す
運輸支局に着いたら、窓口に行く前に、やっておいた方が良い事があります。
それは、ナンバープレートを外すこと!
新しいナンバーを貰えるまでにちょっと時間かかるけど、移動効率を考えると、車を離れる前にやっておいた方がラクです。
運輸支局は車検場もあったりして、敷地が広いから移動が大変なんだよね~
ナンバープレートは砂埃で汚れているので、適当なビニール袋等に入れられると安心。
ただし!!
万が一、書類の不備等で申請が通らなかった場合、旧ナンバーのまま帰宅する必要があるかもしれません。
その場合、ナンバープレートを再度取り付けないといけなくなるので、不安な方は申請が通ってから外した方が間違いありません😊
移転登録申請書に記入
次は総合窓口とか案内所的な場所を探しましょう。
車検を受けに来た人たちや、業者さん達がせわしなく動いていて圧倒されますが、落ち着いて!
落ち着けなくてソワソワきょろきょろしちゃった小心者は私です
そして、窓口の担当者に所有者名義を変更したい旨を伝え、持ってきた書類を全て提出しましょう。
そうすると、申請書を渡してくれて、どこに何を記入する等の指示と、次にどの窓口に行って何をするのか、教えてくれます。
まず記入する書類はこれ↓
この書類は車検証を見ながら書けば難しくはないと思うんだけど、ポイントは”住所コード”。
”住所コード”は、住所に割り振られた番号のことなのだが、それは窓口に置いてあるファイル等から探して書かないといけない。
これが、ページをパラパラめくりながら探すのがちょっと手間なので、事前にネットで調べておくとラクかも。
自動車登録関係コード検索システム『住所コード検索』→こちら
ここで記載する住所は変更したい住所(現住所)だよ
最後に実印を押して完了。
その他、旧所有者からもらった書類に自分の名前などを記載する箇所があるので、そこにも記入します。
あらかじめ書いておいてもいいけど、どこに何を書くのか分かりづらいから、窓口の方に教えてもらう方が無難。
特に、『譲渡証明書』は書き損じても再発行不可という恐ろしい書類なので、下手な事するくらいなら「記入漏れあるけど」って怒られた方がマシかも。汗
緊張して書く手が震えたよ
自動車税申告書に記入
次に、『自動車税申告書』を配布してくれる窓口に行きましょう。
窓口の方が、どこに何を記入するのか、説明をしてくれると思います。
この書類のポイントは、車検証に記載されている住所を書く欄と、変更したい住所(現住所)を書く場所を間違えないようにする事。
記入欄が結構が多いですが、必要な情報は車検証に全て記載されているので慌てる必要はありません。
印紙500円を購入
書類に記入し終わったら、印紙を販売している窓口に行って500円分を購入しましょう。
さっき書いた自動車税申告書を渡すと、窓口の方が印紙を貼ってくれると思います。
新車検証の発行
印紙を購入したら、指示された窓口に全書類を提出しましょう。
そうすると、新車検証を発行してくれます。
10分くらい待ったかなぁ
受付番号を呼ばれて窓口に受け取りに行くと、新車検証とともに登録事項等通知書という書類を渡されました。
新しい内容で登録できたよーってお知らせですね。
自動車税申告書を再提出
新しい車検証が発行されたら、『自動車税申告書』を貰った窓口に再び行きます。
書類一式を提出すると、何やら手続きをしてくれて、「受付」の緑のハンコを押して書類の1部を返してくれます。
それを受け取ったら、満を持してナンバープレートの交換になります。
ナンバープレートを交換
ナンバープレートを発行してくれる窓口に行って、外しておいた旧ナンバープレートと書類一式を提出します。
そうすると、新しいナンバープレートを渡してくれます。
その時に、ナンバープレート代も支払います。
私の場合1,540円でしたが、これは都道府県によって料金が違うようですね。
参考サイト→くるなび
ナンバープレート取り付け後の封印と車検証受け取り
ナンバープレートを受け取ったら、車に取り付けましょう!
取り付けられたら、係の人に「封印」をしてもらいますので、指定の場所に車を移動してください。
封印とは、車の後ろ側のナンバープレートだけについているアレです。
ナンバープレート左上、ネジにかぶせられた丸いアイツ。
この車の登録が川崎市だったので、神奈川県の頭文字「神」!!
とうとう、我がアバルト君から神が消えました
この封印は、ナンバープレートが正しくつけられている事を係の人が確認してくれたあと、カポっと嵌めてくれました。
あと、車検証と車体側の刻印を照らし合わせながら、車体番号があっている事を最終確認してくれました。
新車検証を受け取ったら、すべて完了!
1年半越しで、アバルト君も那須移住を果たすことが出来ました😊
所有者を変更せずに「変更登録」も可能
余談ですが。
所有者名義を変更せずに、アバルト君を那須移住させる(住所変更をして那須ナンバーにする)ことも可能だったんです。
ですが、この場合でも、所有者(=私の場合ローン会社)からの委任状を発行してもらう必要があるんです。
依頼自体は電話一本で依頼できる事とは思いますが、それ自体が手間じゃないですか。
それに、私はキャッシュフローが落ち着いたらローン一括返済する算段だったので、その際にまた一連の作業をし直すのは、正直面倒。
そんな事は1回で済ませたい!という事で、今回のような形になりました。
自賠責保険の変更も忘れずに
自動車を持っている人が強制的に入らされる自賠責保険ですが。
こちらの登録内容も、新車検証に沿って変更する必要があります。
多くの場合、車検証の入っていたファイルと一緒に自賠責保険の書類も入ってると思います。
そこに記載されている業者さんに連絡を入れましょう。
連絡する時、自賠責保険の書類と車検証を手元に置いておくとスムーズだよ
車庫証明はそのままでOK
ナンバープレートが変わったらまた車庫証明書も新しくしないといけないの?って思ったのですが。
車庫証明は車のナンバーではなく型式や車体番号で登録されているので、そのままでOKのようです。
OSSという制度もある
ところで、所有者名義の変更にはOSSという制度も使う事が可能です。
OSSとはOne Stop Service(ワンストップサービス)の略。
つまり、市役所に証明書もらいに行ったり、警察署に車庫証明貰いに行ったり、運輸支局に手続きに行ったり…という行ったり来たりをせずに、ウェブで一括で申請できるというサービス。
しかも24時間365日申請できる!
役所関係は平日しかやってませんからねー
これは便利…!!と思い、申請しようとしたのですが、私は途中であきらめました。
結局窓口に行かなきゃいけない
そもそもOSS申請画面に書かれている用語が難しくて、何を何処に入力すればいいのか分かりづらくて、意気消沈。
途中まで頑張ったのだけど、「入力された内容が違う」と意味不明なエラーが出まくり、混乱というか困惑しちゃったし。
その上、譲渡証明書・委任状や旧車検証などの書類一式を、運輸支局の窓口に持って行かなければならないんです。
結局、紙で存在している物なので、紙で提出させられるわけです…
申請にかかる手数料なども、ネットバンキングで一括で支払えるとのと事だったのですが、、、
受け付けている銀行が限られている上、銀行にその為の登録申請をしないと使えるようにならない。
OSSの何がメリットなんだ…?
そう思っちゃいました。
マイナンバーカードを読み取るデバイスも必要
しかも、マイナンバーカードが必須。
そして、その情報を読み取るカードリーダーも必須。
決して高いものではないし、確定申告などにも使えるので、私はソニーのカードリーダーは買いました。
けど、結局窓口に行くんじゃん!って思って、OSS申請は取り止めました…
メリットは1つ
OSS申請にメリットがあるとすれば、書類の記入がオンラインで済む点でしょうか。
特にコロナ禍の今、混雑した窓口の狭い記入代でちまちま記入するのが嫌な人も多いハズ。
窓口では、持参した書類の提出だけで済むんだったら最高!って思える人は、OSS申請を利用するメリットがあるかも。
あとは、一度に大量の申請をする代行さんやディーラー等の業者さんにとっては、業務の効率化になるのかも??
自分で自動車の所有者名義変更ちゃんと出来た
OSSは置いておいて…。
私は従来のアナログな方法で警察署・市役所・運輸支局とあちこち行きまくりましたが、無事に所有者変更が出来ました!
代行手数料(一般的に数万円)も浮いたし、宇都宮方面で行ってみたかった場所にも行けたし、良い経験でした😊
その場所については別記事でご紹介しますね
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