【行ってきた】那須から車で1時間の異次元空間「大谷資料館」
こんにちは!那須に移住して田舎暮らしをしているAOです。
先日、宇都宮方面に用があってひとっ走りしてきたのですが。
せっかくなので、前から行ってみたかった「大谷資料館」に寄ってきました!
「おおや」と読むよ
大谷とは宇都宮の中心地から車で2~30分走ったところにある採石場。
大谷石は、柔らかく加工がしやすい上に、風合いが温かみを感じさせるとの事で、石と木の中間的存在として建築物や彫刻などにも好まれて使われているんだって。
軽石凝灰岩って名前らしい
その大谷石の採石場だった地下空間が見られる「大谷資料館」は、どちらかというと異次元な世界なので「圧巻」という言葉がピッタリ!!
宇都宮方面にお越しの際は、是非とも立ち寄って欲しい観光名所でした😊
大谷資料館が一番の見どころ
那須の紅葉はほとんど終わりですが、大谷はまだまだ紅葉が始まったばかりの季節でした。
木々が生い茂る森林の中に、突如として現れる岩肌。
これが大谷の景色です。
大谷資料館に入らなくても、こういう景色は大谷のどこにいても見られます。
でもやっぱり、大谷に来て大谷資料館に入らないのは勿体ない!!
異次元な世界の地下採石場跡
大谷資料館で見られるのは、地下にある巨大な採石場跡。
岩に囲まれた巨大な空間なので、他では類を見ないような景色なんです。
しかも、明らかに上界=外とは空気が違う。
単純に気温が低いというのもある。
洞窟も岩に囲まれた空間だけど、どちらかというとデコボコしたトンネル的空間で、狭くてウェットな世界じゃないですか。
こちらは、石を削り出した跡なので、壁が直線的だし、水は決められた場所に貯めてあるので全体的にはドライな空間。
全然世界観が違うのです。圧巻なのです!!
アーティストによる展示もあり
巨大な地下空間には、岩の小部屋のような箇所がいくつもあるのですが。
一部では、アーティストによる作品の展示もありました。
華道家の假屋崎省吾さんの作品もあった。
隙間から指す太陽光や、溜まった地下水を利用したオブジェなんかもあり。
すべて、大谷の世界観に合わせた作品なのでしょうね。
世界観を彩るライトアップ
意図して作り出された作品ではなく、石を切り出した跡が残る壁もライトアップされてました。
石を切り出す際のブロック状の跡ですね。
こちら↓は敢えての真っ赤ライト。
こういう風にライトアップされると、機械的な直線でもアートに見えてきますね…?
こちら↓は宇宙空間的なイメージですね。
見る人によっては、「ただの巨大な意思に囲まれた空間」ですが、趣向を凝らした演出も加わって、異次元な世界に浸れる素晴らしい史跡だと思います。
世界観が凄すぎて、映画やドラマのロケなんかにも何度も使われているそうです。
とにかく、一見の価値ありです!!
大谷資料館以外の見どころ
大谷資料館以外の見どころもありました。
大谷寺
大谷石の岩盤に食い込むように建てられたお寺です。
お堂の中は撮影禁止だったのですが、岩盤に彫り込まれた観音様が祭られています。
日本最古の石仏というだけあって、荘厳でした!
しかも平安時代に弘法大師が作られたのだそう。
とにかく、言葉では表せないエネルギーのようなものを発しておられました。
国指定特別史跡であり、重要文化財でもあるそうです
境内には弁財天を祭ったお堂もありました。
もうちょっと紅葉が進むと、更に美しかったでしょうね~
ちなみに、御朱印は書置きの物を頂く形です。
坂東三十三観音巡りをされている方のみ、納経帳に書いていただけるそうです。
平和観音
大谷寺の近くには、巨大な岩をくりぬいた平和観音も見られます。
とにかく、巨大です!
観音様の背後の岩山は、階段になっているので、登れます。
結構な高さなので、大谷一帯を見渡せそう。
私は時間が惜しかったので上りませんでしたが
そこら辺も名勝
冒頭でもご紹介しましたが、資料館に入らなくても、そこらじゅうで採石跡が見られるんですよ。
ときおり、くりぬかれた岸壁の中に、なにかが祀られていたりします。
私は個人的に、こういう名もなき神社的な、ひっそりと佇む祠が好きだったりして。
見つけると、嬉しくなっちゃいます😊
他にも大谷には見どころがあるようなのですが、時間がなかったので断念。
でも、ここはまた訪れてもいいと思うくらい、大谷資料館の地下空間が気に入ってしまいました!!
また宇都宮方面に用事できないかなぁ~
お気軽にコメントください♪