野菜作りについてきちんと勉強してみる⑪[農業が守る自然環境]【農業検定対策】
こんにちは!那須の田舎側に移住してから家庭菜園にもチャレンジ中のAOです。
成功あり失敗ありだけど楽しんでます
里地里山の保全
「里地里山」とは、雑木林、竹林、田んぼ、畑、ため池、牧地などの人の手が入った自然のこと。
昔から里地里山は集落で管理され、過度な利用を防ぐためのさまざまなしきたりがあった。これは里地里山の荒廃を防ぎ、人の暮らしを守るためのものであったが、同時に里地里山の生態系を守る事にもつながっていた。
近年では、里地里山に人の手が入らなくなったことから、田畑の荒廃、雑草・害虫の増加、景観の破壊、野生動物の侵入など様々な影響が出始めている。
適度に管理した方が自然にも人間にも良いんだね
SATOAMAイニシアティブ
「SATOYAMAイニシアティブ」とは、世界各地の自然共生社会の実現の為に日本の環境省と国連大学サスティナビリティ高等研究所が共同で提唱している理念。
その理念は、持続可能な自然資源の利用形態や社会システムを収集・分析し、それぞれの地域が持つ許容量に応じた自然資源の持続可能な管理・利用する事。
自然環境の保全には、原始のままの自然を保護地区などに指定して守っていくだけでなく、人の手の入った自然も持続可能な方法でい擁し、保全していくことが重要。
人の手が入っていない美しさもあるけど、人類が生きていく以上は、それだけじゃないって事だね
農業・農村を取り巻く生き物
水田と生き物
湿田は、カエル、ホタル、アキアカネなどの産卵の場。
近年では用水路がコンクリート化され、水を抜き乾燥させる乾田が多くなり、生物の産卵の場が失われている。
コンクリートでも構わず産卵できる外来種が蔓延る原因にもなってそう
生物との共存共生を生かして、豊かな農業生態系を復活させようという動きもある。
水田にほぼ1年中水がある状態にし、コウノトリや白鳥などを呼び戻す取り組み。
1年中水がある水路の復活、魚道の設置など。
人の手間は多少増えても、人と動物でWIN-WINになるなら良い事だね
農村人口の減少と鳥害獣
里山に人の手が入らなくなったことにより、野生鳥獣の生活圏が集落のすぐ隣までせまり、被害が広まる要因の1つに。
労働力不足などにより、耕作放棄地が藪となり、野生鳥獣の隠れ場所に。餌の豊富な農地に接近してしまっている。
うちの庭にも猿やらイノシシやら来るから、更に田舎の方はヤバイだろうね
里山は、人間と獣のちょうど良い緩衝地帯になってたんだね
\ 『日本農業検定』公式テキスト/
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