野菜作りについてきちんと勉強してみる㉛[ニンジン]【農業検定対策】
こんにちは!那須の田舎側に移住してから家庭菜園にもチャレンジ中のAOです。
成功あり失敗ありだけど楽しんでます
基本情報
セリ科
原産地:中央アジア・アフガニスタン
主な生産地:北海道・千葉・徳島
栽培時期
春まき:3~4月播種、7月ごろ収穫
夏まき:6月下旬~8月上旬播種、10月~3月まで収穫
おもな病害虫
病気:黒葉枯病、根腐病、黄化病、モザイク病
害虫:キアゲハの幼虫、ネコブセンチュウ
基本的特性
温度:発芽適温15~25℃、生育適温15~22℃
光:好光性種子で、覆土が厚いと発芽率が低下。弱い光ほど肥大が遅れる。
水:生育前半は多めの方がよく、根の肥大期以降は少なめが良い。
土:耕土が深く、排水性・保水性がよく、有機質が多い土を好む
品種
現在栽培されている多くが15~20㎝ほどの円錐形をした五寸ニンジン(西洋ニンジン)。
西洋ニンジンはカロテンを多く含み、オレンジ色のものが多い。
江戸時代に中国経由で導入された品種は東洋ニンジンで、金時ニンジンなどがある。
長さ30cmほどの細長い形で、リコペンが多く、赤い色のものが多い。
色のバリエーションが多い野菜で、直売所向けに白・黒・紫のニンジンが少量栽培されている。
沖縄では黄色の在来種「島ニンジン」などがある。
栽培の手順
畑の準備
種まきの1か月前までに堆肥を2kg/㎡、苦土石灰を100g/㎡施し、耕す。
ニンジンは生育期間が長いので、基肥として緩効性の化成肥料を180g/㎡施し、十分に耕しておく。
畝幅は標準。
種まき
条間25cmのすじまき。
好光性種子のため覆土は薄く。
発芽率が低いため厚まきにし、種まき後に灌水をして、乾燥を防ぐためにマルチをする。
覆土後に新聞紙で覆う人も多いみたい
間引き
間引きは2~3回に分けて。
1回目は葉数2~3枚のとき。3cm間隔に。
2回目は葉数4~6枚の時。最終的に株間が12cm間隔になるように。
間引きが遅れると生育・収穫に影響するので、葉数6枚目までにおわらせる。
間引いたニンジンは葉っぱごと炒めたり煮たりして食べれるよ
追肥・土寄せ
種まきの1か月後に、生育に応じて化成肥料を30~40g/㎡施す。
冬季収穫の場合には、近主部が露出すると凍害や霜害で品質が落ちるので、中耕を兼ねて根首部に土寄せする。
岐根・裂根
岐根(又根)は根が複数の又に分かれる生理障害。
根の直下に濃い化成肥料や未熟堆肥があると発生しやすいため、完熟した堆肥を使い、しっかりと耕しておく。
うちのニンジンも岐根が多かったな!化成肥料も堆肥も入れてなかったんだけど…
裂根は根に割れ目が生じる生理障害。
根の内部が外部より成長が早いと生じやすい。乾燥した後の降雨や収穫が遅れて完熟になった時に発生。
収穫と保存
およそ播種後100~150日目。
裂根が起きないように注意。
収穫後は葉を根元から切り落とし、新聞紙に包んで冷蔵庫に保存。
早めに食べた方がえぐみは少ないよね
\ 『日本農業検定』公式テキスト/
https://www.choinaka.ji-freedom-nature.com/nature/farming/carrots https://www.choinaka.ji-freedom-nature.com/nature/farming/nougyoukentei-fertilizer https://www.choinaka.ji-freedom-nature.com/nature/farming/ehimeai-2
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