野菜作りについてきちんと勉強してみる⑳[気候と気象]【農業検定対策】

農業検定2級
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こんにちは!那須の田舎側に移住してから家庭菜園にもチャレンジ中のAOです。

あお

成功あり失敗ありだけど楽しんでます

もくじ

気候の利用と対策

路地での栽培は、ハウスや温室などでの施設栽培とは違い、その年の気象状況により生育や収量が変化する。

作物の光合成・呼吸・蒸散、発芽、成長、花芽分化、開花・結実などの生理作用が大気の温度・湿度、日射量、降水量、風、二酸化炭素濃度などの気象的要素の影響を強く受けるため。

適地適作

適地適作」とは各地域の気候や四季を生かした栽培のこと。

標高の高い山間地や高原で高冷地の気候条件を生かして行われるのが「高冷地園芸」。

夏出しのキャベツ、レタスなど。

あおい

我が家の条件に適した作物があるのかなぁ

気象災害と対策

台風

強風害水害も含め、日本の気象災害のうちで最も大きく、被災地域も沖縄県から北海道までと広い。

台風の風向きを予測して、施設や支柱を補強し、防風ネット棚を設置し被害の軽減をはかる。

あおい

台風じゃないけど、強風でトンネル飛ばされた事ある…

冷害

冷害は、夏季の低温や日照不足によって起こる。

北日本の冷たい風”ヤマセ”が吹く地帯で、特に稲に被害が多い。

稲の冷害に対しては、深水灌漑(海外用水の水温は気温より高い)が有効とされ、耐冷性品種の改良も進められている。

あおい

21年の夏はまさにこれで夏野菜が全然育たなかった…

凍霜害

気温が急激に低下する事で発生する。

作物体を寒冷紗などで被覆したり、送風機によって上空の暖気を送り込むなどで対策。

気象の人工的調節

適地適作を基本としながらも、気象条件を人為的に調節する事で収穫時期を調節したり、収量や品質を高めたりする工夫が重ねられている。

施設園芸:温室やビニールハウスなどの施設を使った野菜や草花栽培

雨よけ栽培

雨の多い日本で発達した栽培方法。

トマトなど露地栽培の野菜の上にプラスチックフィルムの屋根をかけ、降雨と夏の強い日差しを遮り、土壌水分を安定させる方法。

高湿度で発生し雨で伝染する病気や、トマトの日焼け障害が減り、収量・品質が安定する。

ブドウやサクランボなど果樹でも。

べたがけ・トンネル

べたがけは、不織布や寒冷紗などを栽培植物の上に直接、または支柱を使いやや浮かせてかぶせる簡易的にな被覆法。

強い風雨や厳しい寒暑から作物を保護し、害虫の飛来を防ぐ効果も。

ただし、発芽の安定、初期成育の促進など、適期に被覆を開始したり除去する必要あり。

トンネルは、低温気には積極的な保温による生育促進、作期の拡大、品質向上などの効果がある。

高温期には、雨よけや遮光による、病害虫会費や品質向上などを狙いとしても利用される。

資材はプラスチックフィルム(農ビ・農ポリ)や不織布、寒冷紗など。

ただし、適切に換気する必要あり。

あおい

ビニールだから、放っておくと中で蒸れて作物がくたぁ~ってなるよ

マルチング

マルチ資材で土壌の表面を覆うことをマルチングという。

保温保湿効果に優れたプラスチックフィルムが一般的だが、元々は稲わらや麦わらが用いられていた。

野菜を低温気に播種する作型で、地温を早く高めたい時は、光を良く通す透明マルチ。

温暖期播種の作型では、雑草の抑制も兼ねて黒色マルチが主流。

地温を抑えるならシルバーマルチなど。

あおい

とりあえず黒マルチしてるけど、色(素材)によって用途が違うんだね

\ 『日本農業検定』公式テキスト/

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