野菜作りについてきちんと勉強してみる㉚[ダイコン]【農業検定対策】
こんにちは!那須の田舎側に移住してから家庭菜園にもチャレンジ中のAOです。
成功あり失敗ありだけど楽しんでます
基本情報
根菜類・アブラナ科
原産地:地中海沿岸・西南アジア
主な生産地:千葉・北海道・青森
栽培時期
春まきと秋まきがある。
おもな病害虫
病気:モザイク病、黒腐病、軟腐病、黒斑細菌病
害虫:アブラムシ類、アオムシ、ヨトウムシ類
基本的特性
温度:発芽適温15~20℃。冷涼な気候を好む。耐暑性は弱いが、耐寒性はある。
光:種子の発芽には光が当たらない方がよいが、生育期は比較的強い光を好む
水:過湿は肥大を妨げ、乾燥は肉質をかたくする。
土:土壌の適応性があり、保水・排水性のある土壌を好む
ダイコンやカブなど根が地上部に出る性質を抽根性というんだって
品種
流通の主流は青首大根と白首大根の2つ。
青首大根は、根の上部緑色となる品種群。甘くみずみずしいのが特徴。
白首大根は、三浦大根や練馬大根が代表的。根が全て白く、漬物などに利用される。
全国各地に地大根もある。聖護院大根など。
聖護院大根といえば千枚漬けだよね
栽培の手順
畑の準備
種まきの3週間前までに堆肥2kg/㎡、苦土石灰を100g/㎡、施して40cmの深さまで耕す。
種まきの2週間前に化成肥料を150g/㎡施して耕し、2条まきの場合は標準幅のうね、1条まきの場合50~60cmのうねを準備。
葉っぱがわっしゃわしゃに育つので、1条まきのほうが管理しやすく感じたよ
種まき
ダイコンは直根性の野菜なので、移植すると傷むため直播する。
株間25~30㎝の点まき、1か所に4~5粒播種する。
ダイコンの種子は嫌光性種子なので、1cm程度覆土し、光が当たらない様に鎮圧する。
灌水は土が乾燥したら行う。
間引き
最終的に1か所に1本になるように間引く。
1回目:発芽後、子葉の形が悪い株を間引き、3~4株を残す。
2回目:本葉が3~4枚の頃に、生育が良いものを2本残す。
3回目:本葉が6~7枚の頃に、一番生育が良いものを1本残す。
間引くときは他のダイコンと一緒に抜けないように注意。
抜いた大根は間引き菜として料理に利用。
大根の葉っぱだけでも美味しいよ
害虫の防除
ダイコンの害虫は多いので、2回目の間引きまでは防虫用のネットをかぶせると良い。
アブラムシの嫌う銀糸入りのネットを使うと良いよ
土寄せ・中耕・追肥
土寄せは間引きの際、倒伏や胚軸の曲がりを防ぐため、胚軸が隠れるように。
土寄せと同時にうねの表面を軽く中耕すると、土への空気の補給となるので生育も良くなる。
追肥は、3回目の間引きとその2~3週間後の2回を目安に。
1回につき、化成肥料30g/㎡をうねの肩の部分に施す。
収穫と保存
外側の葉が下に垂れてくるのが収穫の目安。
品種によっては、直径が8cm程度になったら収穫の適期
収穫が遅れると、根の内部がスポンジ状になるす入りとなるので注意。
収穫後は新聞紙に包み、冷蔵庫に保存。
葉は切り落として水分を奪われないように。
ダイコンやカブなど根が地上部に出る性質を抽根性というんだって
\ 『日本農業検定』公式テキスト/
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