野菜作りについてきちんと勉強してみる㉜[ネギ]【農業検定対策】
こんにちは!那須の田舎側に移住してから家庭菜園にもチャレンジ中のAOです。
成功あり失敗ありだけど楽しんでます
基本情報
ヒガンバナ科
原産地:中国西部
主な生産地:千葉・埼玉・茨城
栽培時期
春まきと秋まきがある
おもな病害虫
病気:さび病、べと病、黒腐菌核病
害虫:アブラムシ類、ネギアザミウマ、ネギハモグリバエ
基本的特性
温度:発芽適温15~25℃、生育適温20℃前後。生育の限界温度は4℃から33℃と耐暑性、耐寒性共に高い。
光:光の弱い冬季の栽培や密植栽培も可能。
水:乾燥には強いが、湿度が高いと酸素不足による湿害を受ける。
土:耕土が深く、通気性の良い壌土・砂壌土が適している。
去年育たなかったウチのネギは酸素不足と湿害だなぁ
品種
土寄せして軟白化した葉鞘を食べる根深ネギと、緑の葉の先端部まで食べる葉ネギがある。
根深ネギは、高度の深い場所が多い東日本で、葉ネギは、耕土の浅い西日本で多く栽培されてきた。
根深ネギ:冬にも成長する千住ネギ、休眠し越冬できる耐寒性の強い加賀ネギなど。
葉ネギ:京都の九条ネギ
その他、群馬県の下仁田ネギ、茨城県の赤ネギなど地ねぎも。
埼玉の深谷ネギも美味しいよね
栽培の手順
畑の準備
植え付けのおよそ1か月前に堆肥2kg/㎡、苦土石灰100g/㎡を施し耕しておく。
定植時には、植え溝として深さ15cm、幅15cmの溝を掘っておく。
2うね以上植える場合、間隔は70~90cmあけておく。
基肥に化成肥料は不要。
苗の購入・定植
生育期間が長いため、苗を購入して育てるのが良い。
葉の緑色が濃く、葉鞘径が鉛筆くらいの太さが良い苗の目安。
植え溝に株間7~12㎝を目安に苗を植え、根が隠れる程度に土をかける。
乾燥と倒伏防止、酸素供給のためワラを敷いておく。
葉鞘の軟白化
根深ネギの葉鞘を軟白化する2つの方法:
土寄せ法
生育に合わせて何回かに分けて土寄せする。
1回目は定植40~50日後、最後は収穫30~40日前に。
追肥は1mあたり化成肥料50gを目安に、土寄せのタイミングで畝間に施す。
土寄せの際に、追肥と畝間の土を混ぜて土寄せする。
土寄せの回数が少ないと葉鞘の伸びが不十分になる。
マルチ穴底植法
畑に肥料を施したら幅20~30㎝のうねを作る。
畝の表面を鍬などで軽くたたき、少し硬くしてから黒マルチをかける。
直径3㎝くらいの棒で深さ30cmくらいの植穴をあけ、そこにネギ苗を1本ずつ落とす。
マルチ法が圧倒的にラクだけど、大きく育てやすいのが土寄せ法かもね
収穫と保存
根深ネギは、最後の土寄せから40日前後経過して、葉鞘部が完全に軟白したら収穫。
収穫後は新聞紙に包み、ポリ袋に入れて、冷蔵庫に保存。
コンパニオンプランツとして活用
ネギやニラは、果菜類の病害を抑えるコンパニオンプランツとして活用できる。
混植することで、土壌病原菌を抑える働きがあり、スイカのツル割れ病やトマト・ピーマン・ナスの萎凋病、疫病に効果がある。
ネギやニラなどの単子葉植物とスイカやトマトなどの双子葉植物では、利用する栄養分や根に生息する微生物も大きく異なる。
混植の際には、互いの植物の根を絡ませるように近くに植えるのがポイント。
2つの植物を1つのポットに育てたり、植穴に一緒に定植すると良い。
シュンギクとキャベツなどの組み合わせも良いらしいよ
お気軽にコメントください♪