野菜作りについてきちんと勉強してみる㊷[ピーマン]【農業検定対策】
こんにちは!那須の田舎側に移住してから家庭菜園にもチャレンジ中のAOです。
成功あり失敗ありだけど楽しんでます
基本情報
果菜類・ナス科
原産地:中央・南アメリカの熱帯地方
主な生産地:茨城・宮城・高知
栽培時期
おもな病害虫
病気:うどん粉病、疫病、モザイク病
害虫:アブラムシ類、アザミウマ類、ハダニ類
基本的特性
温度:発芽適温20~30℃、生育適温25~30℃
光:果菜類の中では、弱い光に一番堪えられる。
水:根張が少ないので、乾燥と多湿に弱い。
土:通気性と多肥を好む。水はけと保水が良い有機質を含む土。
品種
ピーマンはトウガラシの甘味種を改良したもの。
最も一般的なのは薄肉の中型種を緑色の未熟なまま収穫したもの。
この種類も完熟すると赤色となり、独特の香りがやわらぎ、甘みも強くなる。
ピーマンの独特な苦みは未熟であるが故なんだね
パプリカは、ピーマンの厚肉大型種のひとつで、果実が立方体に近いベル型タイプの完熟果。色のバリエーションが豊富で、赤、黄色、オレンジ、黒、紫などがある。
栽培の手順
畑の準備
標準幅のうねに、定植2週間前までに堆肥4kg/㎡、苦土石灰100g/㎡施す。
1週間後に化成肥料を100g/㎡。
マルチングをして地温を上げておくと根付きがよくなる。
苗の購入
良い苗の条件:
- 葉が濃い緑色
- 節間がつまっている
- 下の方の葉が枯れていない
- 根元がぐらついていない
- 茎ががっちりとしてまっすぐ伸びている
- 病気や害虫の被害が無い
定植
一番花が開き始めた苗を定植する。
植え付け時期は、晩霜の心配がなくなった5月下旬ごろ。
定植前に苗の根鉢に十分水を吸わせ、植穴にもたっぷりと灌水。
株間は50㎝になるように。
植える深さは、根鉢の表面が埋まらない程度に、やや浅植え。
着花習性
ピーマンは、主茎の生長点が花芽分化して一番花となる。
一番花の基部(節)からは2~3本の側枝が出て、葉を1枚つけると、それぞれの生長点が花芽へと分化し、これが二番花となる。
その後も同じように側枝が出て、各節に花芽を分化していくため、枝分かれした部分に果実がつく形になる。
芽かき・整枝
一番花が着果したら早めに摘果し、株が弱らないようにする。
一番果の基部から出ている2~3本の側枝を伸ばしていき、その下から出てくるわき芽は全て取り除く。支柱は、伸ばす枝に沿うように立て、枝を誘引する。
枝が上を向くと勢いが強くなるが、花は付きにくくなる。逆に枝が横に広がると花がつきやすくなるが、勢いがなくなって来る。
紐で枝を支え、枝の角度を調整する。
ピーマン栽培のポイントは枝の角度!
追肥
一番花が結実したころから2週間に1回20~30g/㎡の化成肥料をうねに施し、土とよく混ぜて、株元に土寄せする。
収穫と保存
薄肉の中型種の場合は、実の長さが5~6㎝になったら収穫。
早めに収穫し、株を弱らせないようにすると連続した収穫ができる。
実を大きくしてから収穫すると栄養価は高くなるが、株への負担も大きくなる。
収穫後は、水気をふいてポリ袋に密閉し、冷蔵庫で保存。
トウガラシとシシトウ
トウガラシは、日本ではピーマンより古く江戸時代から盛んに栽培されていた。
ピーマンやシシトウは、明治時代に入ってから日本に伝わり、第二次世界大戦後に一般に広まった。
それまではメジャー野菜でなかったために、政府による規制を逃れる事ができたので、一般家庭に流通しやすかったって事らしい
トウガラシとシシトウは同じ仲間で、トウガラシは辛味種、シシトウは甘味種。
トウガラシの近くでシシトウを栽培すると辛味が出ると言われているが、実際には土壌の乾燥や栄養不良によって種子数が少なくなった時に辛味が発生すると考えられている。
ピーマンではこの現象は起きない。
私もトウガラシと交雑するんだって聞いて信じてたよ
\ 『日本農業検定』公式テキスト/
https://www.choinaka.ji-freedom-nature.com/nature/farming/nougyoukentei-fertilizer https://www.choinaka.ji-freedom-nature.com/nature/farming/nougyoukentei-soil
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