野菜作りについてきちんと勉強してみる㊵[トマト]【農業検定対策】

農業検定2級
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こんにちは!那須の田舎側に移住してから家庭菜園にもチャレンジ中のAOです。

あお

成功あり失敗ありだけど楽しんでます

もくじ

基本情報

果菜類・ウリ科

原産地:南米アンデス高地

主な生産地:熊本・北海道・茨城

栽培時期

サカタのタネより引用

おもな病害虫

病気:葉カビ病、疫病、灰色カビ病

害虫:アブラムシ類、コナジラミ類、オオタバコガの幼虫

基本的特性

温度:発芽適温20~30℃、生育適温20~25℃。温暖な気候を好む。かなりの低温に耐える。

光:日当たりを好み、果菜類の中では強い光を好む。

水:過湿を嫌い、排水の良い所を好む。

土:根は繊細で、広く深く伸びる。土壌の適応幅は広い。

品種

果皮の色により、ピンク系と赤系、黄色系に大別される。

果実の大きさから、大玉、ミディ(中玉)、ミニ、プチなどにも分けられる。

生食用、加工用・調理用とも分けられる。

生食用として最も流通しているのがピンク系の大玉トマト。「桃太郎」シリーズがトップシェア。

加工・調理用には、甘味と酸味の両方が強い赤色系や黄色系が使われる事が多い。

フルーツトマトは特定の品種ではなく、灌水を抑えるなどの特別な栽培で甘味を強くしたトマトの総称。

トマトの生育期間が比較的長く、適切な栽培をすることで秋ごろまで収穫可能。

あおい

トマトは全世界で8,000種以上もあるんだって

栽培の手順

畑と苗の準備

標準幅のうねをつくり、定植2週間前までに堆肥4kg/㎡、苦土石灰100g/㎡、1週間後に化成肥料100g/㎡を施して、耕しておく。

マルチングをして地温を高めておくと、定植してからの根付きが良い。

少量の栽培ならば、苗を購入して育てるのが良い。

病気に耐性のある接木苗がベスト。

あおい

接木苗についてはキュウリやスイカの記事も参照

定植

定植は、最初の蕾が開きかけた頃に行う。

遅霜の心配がなくなる5月上旬ごろ。

苗や植穴にたっぷりと灌水。

株間は40~50㎝、根鉢の表面が埋まらない程度に浅く植え、発根を早めると同時に根針を良くする。

トマトは同じ向きに花をつけるので、蕾を通路側に向けて植えると収穫が楽になる。

追肥

果実の肥大と茎葉の伸長が同時に進むので、肥料を切らさないように追肥する。

3段目の花が咲いた頃に化成肥料を20g/㎡施す。

その後は2~3週間に1回、生育を見ながら同量の追肥を。

摘芽・摘芯・誘引

実のつきや肥大を良くするため、摘芽作業は、脇芽が出来るだけ小さいうちに行う。

トマトは主茎の先端の新芽で葉と茎が作られ、どんどん上に伸びていくので、倒れないように支柱を立てて、誘引する。

手が届かなくなる程に伸びた時は、摘芯を行い、伸長を止める。

受粉・収穫と保存

真夏日が続くと受粉しにくくなる。

花粉を飛散させて受粉を助ける為、支柱をたたいて茎を揺らす

あおい

要は人工授粉した方が確実だよってことだね

へたの付け根まで赤く果皮が色づいたら、へたごと収穫。

収穫は養分の詰まった朝の涼しいうちに。

収穫後はポリ袋に入れて冷蔵庫で保存。

原産地に合わせた栽培方法

乾燥地帯が原産のトマトは、雨の多い日本の気候では果実の裂果や疫病を発生させるため、ビニール等で雨を防ぐ雨よけ栽培が家庭菜園でも行われている。

あおい

ビニールで屋根だけ張ってる菜園を良く見かけるね

\ 『日本農業検定』公式テキスト/

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