素人による自宅で米作り2022【完結編】
こんにちは!那須の田舎側に移住してから家庭菜園にもチャレンジ中のAOです。
成功あり失敗ありだけど楽しんでます
野菜作りもままならない私がw、去年から挑戦している「自宅で米作り」。
今年もRVボックス田んぼでの米作りにチャレンジしてみたのですが、少なくとも去年よりはうまく行きました♪
梅雨明けの頃の記事以来、ずっと記事に起こしてなかったので、この記事でいっきに収穫までの過程をご紹介しますね。
早すぎる梅雨明けからの順調な稲
今年の「自宅で米作り」は、私がボーッとしていたせいで開始タイミングが遅れたのでしたが。
春の雪解けが遅かった事や、個人事業主としての開業など気持ち的な理由もある
早すぎる梅雨明け後は晴天が続いたこともあって、RVボックス田んぼの稲は順調に育ってくれました。
こちら↓7月上旬の梅雨明け頃の様子↓
順調に分げつ(枝分かれ)して、茎の数が増えているし、葉も高く成長しています♪
今年も出たいもち病?
その後も順調に育つと思った庭の稲ですが…
ぶり返した梅雨のせいで、やはり出ました、いもち病らしき斑点…!
とはいえ、去年みたいに1つのRVボックス田んぼに稲をぎゅうぎゅうに詰め込まなかったおかげか、葉の数枚にいもち病が出ただけでした。
でも、稲の根が強く張る前に雨が溢れたせいか、稲が倒れちゃった。
横から見るとこんな感じ↓
雨の合間とかにRVボックス田んぼに溢れた雨を減らしたり調整してはいたのだけれど、やっぱり稲の高さに対して水量が高すぎると、ダメなのかも。
現場監督クロちゃんも不満そうです。
追肥は液肥で
去年、無知すぎる私は有機肥料を水の張ったRVボックス田んぼに投入し、大失敗をこいたのでしたが(;^ω^)
今年は、発酵せず悪臭も発生しない液肥を使いました。
花壇の花に与えていたものと同じ液肥です。
花用とは書いてありますが、野菜作りにも全然OKです。
有機肥料ではないので、有機栽培にはならなくなってしまいますが、液肥は即効性が高いし扱いやすく臭いもないです。
元気に根が張ってくれて、強く育ってくれるなら、それでよし♪
恐怖のイネツトムシ!
ぶり返した梅雨を引きずったまま夏に突入した今年。
それでも液肥の効果あってか、元気に成長してくれた稲。
ですが、8月上旬のある日…
稲の様子が変。
写真だと分かりづらいと思うのですが、葉の一部が折れ曲がってくっつき合ったり、微妙に葉が欠けているところがあるの、見えますか?
くっついた葉を剥がしてみると、明らかにオカシイ。
ていうか、そもそもなんで葉っぱどうしがくっつくんだ…??
とりあえず、くっついた葉を株元でチョキンと切り取ってみました。
そして、葉のくっついた箇所を開いてみると…
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ
ニョロいやつ、なにかの幼虫です!!
調べてみると、イネツトムシとかイチモンジセエセリとか呼ばれるヤツみたい。
葉っぱで体を包んで寝床にしつつ、夜中に起きては葉っぱを貪り食うヤツらしい!!
なんて不逞な輩だ!!
去年は発生しなかったから、良くも悪くも今年の稲は虫が付くほど美味しく育ったってことか…
改めて、RVボックス田んぼ内の稲を入念にチェックし、幼虫が潜んでいる葉がないか確認、排除しました。
その後も雨の合間を縫ってこまめにチェックしましたが、一度排除した後は再襲撃されることはありませんでした。
立派に出穂(しゅっすい)!
そんなこんなで迎えた8月下旬、とうとう、出穂しました…!!
りっぱな米の赤ちゃん♪
こちらにも
今にも穂が出てきそうな葉もたくさんありました。
これは、期待できそうですね!
お米の花が咲いた
数日後、お米の花がたくさん咲きました!
穂についている白いつぶつぶしたヤツが、お米の花です↓
りっぱな穂に、ぎゃんぎゃん花が咲いてます!
こっちも
こっちも!
数日間かけて、出穂&開花が続き、いつの間にか大量です!!
これは、今年はもしかして、もしかするかも…!?!?
期待からの落胆
と期待していた1か月間。
相変わらず雨が多く、気温もまったく上がらなかった那須の夏。
それでも周辺の田んぼは黄金色に色づいていたのですが、我が家の庭の稲は…
くすんだ茶色。涙
枯れたようなくすんだ茶色に加え、緑のまま未熟な稲穂ばかり。
葉が緑なのは健康な証拠だとして、穂が茶色いのは…???
ちなみに稲の葉が黄金色になるのは、穂(米)に栄養を渡して役目を終えたよというサインらしい
どう見ても不健康な稲穂。
籾が重くて(米が出来てて)穂が垂れ下がってるというより、元気が無くてクタァとなってる感じ。
おそらくこれ、穂いもち病ってやつです。
原因はやっぱり、寒すぎる&雨が多すぎる夏のせいみたい。
10月に入ってからは乾季かというくらいに晴天続きだったけれど、時すでに遅しだったってことか。
しかも森に囲まれた我が家は、夏を過ぎると日が当たる場所と時間が更に減るので、春~夏の間に日差しを浴びとかないといけない。
暮らす分には十分な日差しがあるんだけど、作物にはキツイらしい
それが出来なかったというのが、やっぱり敗因だったんだろうなぁ。
自宅庭RVボックス田んぼ稲刈り
一部の稲は病気のようではあったけど、まだ葉っぱも稲穂も青々く健康なものも多かったし、晴れは続いていたので、収穫せずに置いておきました。
ですが、その後も一向に黄金色に色づく気配はない。
10月下旬、さすがに霜が降りる心配が出てくるころ、もうあきらめて収穫することにしました。
相変わらず未熟な緑の穂と、
病気で元気のなくなった、くすんだ茶色の穂ばかりです。
現場監督クロちゃんも残念そうです。
収穫中も、テンション低かった。
切り株を見てみると、去年に比べて分げつがうまく進み、太く立派に育っていた事が伺えます。
やっぱり、途中までは結構いい感じだったんだろうな。
あとは夏場の日照不足。
それだけか…。
庭製稲ははぜ掛け風に乾燥
物干しざおですが、「はぜ掛け」っぽい感じで干してみました。
これで1か月ほど待ちます。
その間、ほとんど雨は降らなかったのですが、那須の我が家の好例「秋の強風」のせいで、バランバランに吹き飛ばされ(;^ω^)
去年より多い収穫量
都度、拾い集めて束ね直したのですが、乾燥を終える頃には↓のようなバラバラ加減。
穂の部分だけにしてみました↓
そんなに量はないとはいえ、手動で脱穀するには気が萎える量ではあります。
去年はRVボックス3個で、これよりも少ない量の収穫だったので、まぁ1年で少し成長したと思って間違いないでしょう!
中身は未熟米ばかり
食べるのであれば頑張って脱穀するのですが、ほぼ100%未熟or病気なので、食べれる気がしません。涙
試しに、いくつかを手で籾摺りしてみました。
すると…
あぁ、やっぱり……。くすんだ緑色や濁った色で、シワシワですね。
正常な玄米の色↓
なので、自宅の庭で作った米は、非常食の中の非常食?としてどこかに保管しておこうと思います。
あるいは来年の畑の肥やしとして活用します。人間的には美味しそうではないけれど、それなりに栄養は蓄えられてると思うので。
自宅で米作り、これにて完結
というわけで。
自宅の庭での米作り、これにて完結です!
来年は作りません。
米が出来るまでの過程や仕組みが分かったので、私の目的(好奇心を満たす)は果たせた。
いかに米作りは大変で、なおかつ農薬を使わないと虫や病気に弱いか、という現実も分った!!
十分楽しかったので、わたし的には満足な結果です😊
その分、別のチャレンジを使用と思います♪
お気軽にコメントください♪