素人家庭菜園:畝第二号と自然界の仕組みについて
畝第一号がイイ感じに育っている?ので、さっそく第二号を作りました。今回は2回目で雰囲気がわかっているし、何より気温が落ち着いてきたことで動きやすくなった為、畝完成までの写真も撮ることができましたw
家庭菜園を始めたばかりの私ですが、野菜作りについて勉強していくにつれ植物や虫など自然界の仕組みについても色々と学んだことがあるので、考察も加えてみました。家庭菜園や田舎暮らしに興味のある方だけでなく、ご家庭に庭のある方などちょっとでも自然について関心のある方のご参考にもなれば幸いです。
やっぱり根っことの格闘
畝第一号でもお伝えしたお通り、我が家の庭は地下茎や蔓系の根っこが蜘蛛の巣のように張り巡らされています。写真で伝わりますかね?20㎝~30㎝掘ってるのですが、根っこだらけ!
根っこのアップ。ゴボウか!?って感じの根っこが突き出てますね。
何センチ、ってレベルじゃないです。何メートル、って単位です。
その分背の高い雑草が少ないのですね。おそらくはココは元々は深い森の中だったところを切り開いているので、背の高い木々に囲まれて地面には日差しが届きずらく、日陰でも生き延びられるタイプの雑草しか育たなかったのでしょう。
こいつらは野菜の育成を妨げるし、生きている限りいくらでも雑草が生えてくるので、とにかく排除!
ごく一部ですが、こちらが私の根っこコレクションですw
決して木の枝ではありません。根っこです!
根っこ全てを取り除いてはいけません
苦労して根っこを抜きまくっている私ですが、自然界の仕組みを考えると、全ての雑草を根っこから排除してしまうのは良くないんですって。
根っこと言えば、土から養分を吸い上げて葉や花を咲かせている、ということは皆さんご存知かと思います。
ですが、根っこにはそれ以外にも役割があります。それは、土を掘り軟らかくすること。土が柔らかいと植物自身が強い根を深く張れるようになり、子孫をたくさん残せる、という算段だそう。
しかもその根から出される糖分によって微生物が活性化し、その微生物が土の環境を更に良くし、植物の育成を助け、枯れた後にも微生物他達が根っこを分解することで空洞が生まれ土がふかふかに!
つまり、根っこを抜きすぎると土の中の環境が悪化(土が固くなり微生物が減る)というわけ。その結果固い土の中でも育つような強烈な雑草たちがのさばり易くなってしまうという環境に。
なので、原則、雑草たちは根元の下にある成長点の下(根っこのギリ上)から刈るのが正解。成長点さえ止めてしまえば基本的にもう生えてこれない雑草がほとんどだそうです。
しかし我が家の地下茎や極太の根っこは野菜作りの妨げになります。なぜならばこの連中は根っこの部分に養分を蓄えるタイプの雑草で、地上部分を切っても根っこに養分が残っている限り生え続けるから。
その上大根など根菜は下に下に伸びていくわけなので、進路の妨害にもなります。たまに又割れ大根とか見かけますが、それは根っこや石などの障害物が成長先にあったせい。
というわけでこのような連中にはさっさと退去願いましょう。
全部が全部取り除くことは難しいですが、できるとこまでやりました。
で、土を戻しながら本当の畝づくり開始です。
さて、一旦どけた土を地上10㎝ほどに盛りました。
ここから前回と同じくマルチを敷き種を撒いていきます。
白菜の苗の定植に挑戦
今回は冬に向けて白菜に挑戦しました!自分ちで採れた白菜や大根でお鍋が出来るなんて、めっちゃ楽しみ?
ただし白菜を種から育てるにはちょっと時期が遅くなってしまったので、ホムセンで苗を買ってきました。来年は種から育てるぞー!
こんな感じの白菜さんを水たっぷり含ませた穴にポコッと入れます。
なぜか4株しか買わなかったんだけど、もっと買っとけばよかったと後から後悔。
第二号の畝は第一号よりも長めに作ってしまったのに、白菜4株ではもったいないので、とりあえず余っていた大根や小松菜の種も植えといた。
それでもまだ畝が余っているから、また週末追加で何かの苗を買ってくるかなぁと検討中。
とりあえず台風接近中とのニュースもあるので、定植・播種の後水をたっぷりやって、防虫ネットをガッチリ固定しておきました。
雑草と害虫の関係について
防虫ネットといえば害虫対策な訳だし、マルチは土の保湿・保温プラス雑草対策として行っている訳ですが。ここで雑草や害虫について学んだこともシェアしておきます。
基本的に、畝の雑草は刈り取るべきです、作物と養分の取り合になるので。ですが、全ての雑草を刈るべきいう訳ではないんだそう。
虫が野菜を食べてしまう理由、それは野菜が人間が好んで食べる程に美味しく栄養たっぷりだから、というだけではな無いんです。
人間が雑草を刈ってしまうから。
つまり、他に食べ物が無くなってしまったので元気よく育てられている野菜を食べるしかなくなった、という結果なんですって。人間が自ら虫たちを害虫化させているのだ、と。
もちろん雑草を残していても野菜が狙われる事はあるけれど、他にも色々美味し草たちが生えてるならわざわざ野菜ばかり食べる必要がない、って、すごいしっくりくる理屈です。
害獣についても、同じですよね。獣たちの住環境を人間が破壊してしまった結果、食料を求めて人里に降りてきては畑を荒らす…そして人間は勝手に彼らに害というレッテルを貼り、狩るしかなくなっている。
正直言って私は環境問題に対して疎い方だし、虫や獣たちのために自分が苦労したり不便したりってつもりはないけれど、どうにか良い塩梅で共存できないもんんかね?と願わずにはいられません。
長くなってきたので今回はこれにて。次回は農薬についても考察してみようと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。何かのお役に立てれば幸いです。
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