【家庭菜園2年生】ジャンボニンニク収穫祭
今回は、梅雨前に取り遅れたジャンボニンニクの収穫祭です!
梅雨の合間をぬって作業したんだけど、無事に乾燥させられるか心配…!
2022年のジャンボニンニク栽培は順調だった
今年2022年のジャンボニンニク栽培は、とっても順調だったように思います。
冬を越した後の追肥や止め肥で、立派に成長してくれました↓
黒猫のクロちゃんと比較すると、かなりの背丈であることがわかりますよね!
立派なニンニクの芽も収穫できたし↓
背の高い子なんて、私の胸の辺りまで伸びてたんですよ!!
推定1mのニンニクの葉です!!
しかし、私の判断ミスにより、梅雨前に収穫できなかったんです……
梅雨のニンニク収穫はダメ!
同時に育てていた国産ニンニクは、梅雨直前の晴れの日にギリギリ収穫したのでしたが。
ジャンボニンニクの葉はまだまだ青々としていて、「まだ収穫時じゃないよ~」というサインを出していたんです。
なので、翌日から雨曇り続きの予報だと認識していたにもかかわらず、畑に残しておいたのでした……
そしたら、、、
案の定、翌日に関東だけ一足早い梅雨入り宣言がっ!!
やってもうた!!
その日は特に雨が強くて、朝から晩までザァーザァー。
翌日も同じくらい降って、たまに雨が止んだとしても、ぱっと外を見ると雨がぱらつくという、いかにもな梅雨日和が続きました。
ニンニク収穫は2~3日晴れが続く日に
ニンニク栽培の方法を教えてくれるサイトは沢山あるんだけど、どれを見ても、「ニンニクの収穫は最低でも前日と当日が晴れの日に」とな。
理由は、ニンニクは収穫した後に天日干ししておく必要があるんです。
そして、ニンニクの球根についた泥を乾かして落とし、その後に茎などを切り落としてネットや軒先などに吊るして長期乾燥(長期保存)させます。
この「長期保存」をしたいがために、ニンニクが濡れていない状態で陽と風をあてたいわけ。
条件が揃う日を待っていたら梅雨が明けちゃうよぉ
だから、ニンニクの収穫は梅雨前が鉄則なのですな。
納得。
春腐病の恐れも
しかし、長期的に雨の続く状態で畑に残しておくと、病気に罹てニンニクが「とろけて」しまうらしい。
春腐れ病と言うらしいのだけれど。
要は、雨や泥を通じて細菌などがニンニクに侵入し、腐敗してしまうってことみたい。
ここまで頑張って育てたのに、そんな事させるわけにはいかん!!
ということで、晴れ間が続く日はないけれど、とりあえず雨が止んで作業できる日に、収穫してしまう事にしました。
泥んこジャンボニンニク収穫
梅雨入り後のジャンボニンニクの姿がコチラ↓
春腐れ病の子も
写真には写ってませんが、一番奥側のニンニクは既に春腐れ病と思われるような症状が出て、葉っぱがとろけたようになっていました。
その子も写ってるのが収穫後のコチラの写真↓
右から2番目くらいの子の葉が黄色~茶色になっているの、わかります?
アップで見るとこう↓
茶色に黒い点々が出ています。
触ると、ヌルッとします。
しかもニンニクの玉がめちゃくちゃ小さかった↓
もしかしたら、元々この株は育ちが悪く、弱い子だったのかもしれません。
なので、真っ先に病気に罹り、梅雨入りすぐに腐り始めてしまったのでしょう。
ムカゴがたくさん
葉っぱの背丈が胸の辺りまで伸びた子も、収穫してみると玉が大きい訳ではありませんでした。
つまりは、単なる徒長でした。汗
それよりも驚いたのは、ムカゴがたくさんついていたこと!
ムカゴとは、ニンニクの赤ちゃんの事
ひょろりと出ている↓
鱗片に巻き込まれるように出ているムカゴ、根っこに埋もれるように出ているムカゴ↓
どうやら、ジャンボニンニクはムカゴがつきやすいらしい。
このムカゴからでも、ニンニクは育てられるんですって。
ジャンボニンニクは植え付け用のものも高いので、ムカゴから育てられるんならコスパ良し!
しかし、1年目でいきなりジャンボニンニクサイズには成長せず、数年かかるらしいのが難点。
収穫ハサミが小さすぎた
さて、本来なら天日干ししたいニンニクですが、そんなことは出来ない。
そして、泥んこのままニンニクを干しておける場所もない。
ということで、とりあえず本来なら厳禁の、水洗いで泥を落とします!
まずは、茎を切り落します↓
収穫や剪定などのハサミが、全然小さすぎてやりづらかった。笑
刃が全然足りないし!!
この後、根っこも切り落としたのですが、何度も何度もハサミを入れないといけなくて、作業が大変でした。
もっと大きなハサミ買おっと
ジャンボニンニクが球割れしていた
泥を洗い落とした後、そのまま梅雨模様の外に置いておいても腐りそうだったので、ひとまず家の中に持ち込みました。
改めて見てみると、ニンニクの片鱗がむき出しになってしまった球もいくつかありました。
中にはこんなカオスな状態の子も!↓
鱗片がお互いに乗っかるようにして育っていたり、その間にムカゴが潜り込んでいたり。
上から見ると、こんな感じ。
中央の丸はトウ(ニンニクの芽)の根本です。
ニンニクの球割れ
このような状態のニンニクを「変形球」というらしい。
今回の事例は「球割れ」という変形のタイプ。
原因はいくつかあって、
- 収穫適期よりも遅れた
- 肥料(特に窒素)過多で成長過剰になった
- トウ摘み(ニンニクの芽の収穫)が早すぎた
- 春以降の急激な温度上昇
①に関しては、まだ「収穫適期だよ」のサインが出てなかったという認識なので、可能性は低い。
②は、バットグアノは窒素が少なめの肥料なので、ちょっと考えにくい。
となると、③と④かな?
③については、芽が出たての頃に気が逸って収穫しちゃった株もあるから、ありえる。
④についても、春に入ってから急激に暖かくなったり、また冷えたり、不安定な天気が続いてた記憶なので、ありえる。
人によっては、春になるとニンニクのマルチを外して、土中の温度の急上昇を防ぎながら収穫まで育てるらしい。
ということで、来年度は、ニンニクの芽の収穫タイミングを焦らない事と、春になったらマルチを外す。
そうやって栽培します!
家の中に大量のニンニクはキケン
何はともあれ、ジャンボニンニク達をサーキュレーターを回した部屋で乾かすことに。
しかし、ニンニクの臭いが強烈すぎて、この方法は微妙だと悟った!笑
ジャンボニンニクはニンニク特有の臭いが普通のニンニクより控えめだという評判なのだけれどね
丸1日サーキュレーターで乾かしたら、とりあえず表面は乾いた様子。
ひとまず第一段階はOKだろうということで、国産ニンニクを乾かしている外の倉庫脇ネットに移動させました。
ちなみに、球割れ状態のニンニクは商品としては価値がなくなってしまうそうだが、家で食べる分には問題ナシ。
ただし、保存性が落ちるという話もあるようなので、そこはこまめにニンニクの状態をチェックし、様子を見ながら使っていこうと思います。
おまけのクロちゃん
今回のニンニクは、雨の合間の作業だったため、写真は少なめだったのです。
手が泥んこになっちゃって、カメラを触りづらかったという理由もある。
しかし、クロちゃんはめげません!!
濡れた地面だろうと畑の上だろうと、私の後を付け回します。
可愛いよ…可愛いんだけどね…
クロちゃん、泥んこのニンニクを見て「あちゃ~」って顔をしているところ↓
こちらは摩訶不思議、ニンニクの葉に着いた極小のハチの巣!
間違えたのか、お試しで作ったのか…?
お気軽にコメントください♪
コメント一覧 (2件)
梅雨入り前に収穫しなきゃいけないのに、
収穫しなかったんですね。
ニンニクの収穫は前日当日が最低でも晴れである事で、
晴れと晴れの間の日が望ましいなら、梅雨入りすると、厳しいですね…(^^;
収穫したら天日干ししなきゃいけない事。
これは、売られてるニンニクが全てそんな感じなんで、分かります。
梅雨入りしたけどとりあえず収穫したんですね。
春腐れ病となっている物も既にあったんですね。
ニンニクの子供、ムカゴというんですね。
ムカゴからもニンニク育てられるんですね。
尚、ニンニクの子供のムカゴも食べられるんですよね。
市場に出回らないだけに、どんな味か興味深いです。
この球割れ状態の写真が何か面白いですね。
入り組んでいて不思議な雰囲気になっています・・・(‘ω’)
大きさが大小乱れてますね。
失敗かもしれないけど、見た目は確かにカオスで、面白いものがあります!
ニンニクを乾かす時も、やっぱニオイ気になるんですね。
家の中は厳しいんですね。
ニンニクの葉についた蜂の巣。やや、見た目的に、不気味です。
ビックリな物が見られるんですね。
こんなところに作るのは一般的では無いので驚きです。
作業の合間もクロちゃんが邪魔なようで笑わせてくれるから
楽しいですね。
ウラジミール・アスポンさん、こんにちは!
ニンニクの収穫は梅雨前に!というのが鉄則だという事、身に染みて痛感しました😓
ムカゴは食べれない事はないと思いますが、とっても小さいし固いので美味しくないかもです…
だから市場にも出ないのかも?
カオスなニンニクは、見た目はアレですがちゃんとニンニクの味がしました。
クロちゃんは作業の邪魔ではありますが、いないと淋しいです😅
これぞ猫のパワーですね!