有機とか自然農法とか。素人が実際に試してみた①有機栽培
田舎に移住したばかりの私が、せっかくの広い庭と肥えた腐葉土を活用するため人生初の家庭菜園にチャレンジしています。
そんな生活を始めてみると、改めて今まで自分が食べてきた野菜や果物がどのようにして作られているのか興味がわいてきて、「有機」?「オーガニック」?農法について調べてみたのですが、せっかくなんで実際に自分で試しています。
そもそも家庭菜園の初心者なので、野菜を育てる事すら初めてなのに農法実験なんて出来るのか不明ですが、
好奇心には勝てぬ!
ということで、今回は私が実験している内容のご紹介と現状報告です。
農法による違いに興味のある人、作物の成長の違いに興味のある人、是非読んでみてください♪
畝第一号と第二号は有機栽培で。
まず我が家の家庭菜園のメインですが、こちらは1か月半経過報告の通り、マルチも敷いているし、不織布トンネルもかけているし、
確実に収穫したい!
という志向であることがお分かりいただけると思います。
ですが、せいぜい我が家(人間2人)で食べる分だし、初めてという事もあり範囲を広げ過ぎずにスタートしているので、慣行農法のような化学の力に頼らなくても管理が行き届くと判断。
とはいえ、やっぱり確実に収穫するためには、お薬や肥料の力は借りたい。
今年は特にやたらと雨曇りが多くて、作物の生育がイマイチだったし。
なので、有機肥料やお薬を使い栽培することにしました!
有機・化学肥料の利点欠点
有機肥料最大の欠点は、効き目が遅いということ。即効性がないんですね。
理由は、有機肥料は土の中の微生物の働きで分解されることで、植物が吸収できる養分に変わっていくため。
その分、効き目が長く土壌そのものの改良にも役立つ、というのが利点。
また、成分量や成分バランスが有機肥料によって異なるので、微生物の活動によって肥料の効果が左右されるそう。
逆に化学肥料は、作物に足りない栄養だけをピンポイントで、しかも即効性ありで届けられるのが最大のメリット。
人間でもよく栄養のバランスが大事!とか言いますけど、作物も栄養が偏ると生育不全を起こすこともあるそうなんですね。
まぁ一長一短ですが、今回は有機肥料で行こうと思います。
ぼかし肥料:手作り熟成みのりボカシ
今回私が選んだのはぼかし肥料と呼ばれるもの。
ぼかし肥料とは、油かすや米ぬかなどの有機肥料に、土やモミガラなどを混ぜて発酵させて作る肥料のこと。
使用する有機物の種類や量で、肥料の3要素「チッソ・リン酸・カリ」のバランスを整えて作るそうです。
上記で有機肥料は即効性が無いと書きましたが、ぼかし肥料の場合は発酵させてある為多くの微生物を含んでいるので、すぐに強い効き目が現れるのが特徴。
しかも元肥(播種・植え付けの前に予め与える肥料のこと)にも追肥(作物の成長過程で追加で肥料を与える事)にも使える万能肥料。
つまり、有機肥料と化成肥料のいいとこどり!ってことですね♪
購入したのはコチラ↓
アマゾンでは取り扱いがありませんが、楽天でもYahooでも口コミがとても良かったので購入してみました。
効果のほどは収穫時までわかりませんが、楽しみですね!
ぼかし肥料を与えた野菜たち
さっそく野菜たちに与えました。
成長具合の報告とともにご覧ください!
ニンニク:約2か月&約1か月
こちらは沢山の栄養を必要とすると言われているニンニク。
9月15日に植え付けした方がこちら。順調に育ってきてますね!
10月5日に植え付けした方がこちら。順調に葉っぱが増えてきてますね♪
このまま栄養切れにならないよう、ぼかし肥料をマルチの隙間からたっぷりと塗しました。
玉ねぎ:約2か月
相変わらず玉はそんなに大きくなってませんが、茎が太くなってきていますね!
玉ねぎもニンニクも来春までの長期戦になるので、冬が越せるよう栄養をたっぷりと与えてあげるのがポイントだそうです。
白菜:約1.5か月
畝第二号の白菜、こちらも栄養不足になると結球できずに白菜にならない事があるそう。
順調に育ってきていますが、ぼかし肥料もたっぷりと与えましょう!
白菜のクローズアップ。中心から若い葉っぱが出てきているのがわかりますね。
うまく結球してくれますように!!
キャベツ:約1.5か月
同じく結球することがポイントとなるキャベツ。
左が若峰で右が金系201号という2種です。
どちらも順調に大きくなっています!
若峰のアップ。白菜と同じく、中心から若い葉っぱが芽吹いてきています!
こちらが金系201号のアップ。同じく、中心から葉っぱが♪
たっぷりとぼかし肥料を与えたので、今後の成長に期待です!
大根:約2か月
テンション上がるのが、こちらの大根。
見てください、大根らしき白い頭が✨
一番順調なんじゃないですかね、大根。
大根は追肥は必要ないとされていますが、欲張りな私は更に成長を促すために肥料を与えましたw
小松菜:約2か月
こちら、獣害の酷かった小松菜の生き残り。
小松菜も追肥は必要ないようですが、せっかく1束だけすくすくと育ってくれているので、感謝の肥料をあげておきました。
とはいっても、これ1束だけじゃ全然お腹膨れないよねぇ…
スーパーで売ってるのも大体4束5束で1セットだもんね??
畝第二号にもバックアップがいるので、その子たちの追い上げに期待しましょう!
殺虫剤:住友化学園芸 殺虫剤 STゼンターリ顆粒水和剤
虫除けトンネルをしているとはいえ、うっかり虫が入ることはよくあるそうで。
念のためにこちら↓の有機栽培指定のお薬を買っておきました。
そしたら!!
1か月半経過報告の通り、白菜の株1つにウジャウジャと虫が沸いて?
出来る限りスコップで掬いだした後、このお薬を白菜近辺にかけておきました。
その後、そういう虫は湧いていないません。
今後もいつ何時虫がつくかわからんので、引き続き観察を続けようと思います!
お次は自然農法の実験ですが、記事が長くなってきたので分けますね。
乞うご期待!
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