大事件発生!早くも農業の洗礼が(泣)【移住者がテレワークしながら起農した件#5】
こんにちは!那須に移住して4年目に突入し、新たなチャレンジとして農業を始める準備中のAOです。
前回の記事#4から一ヶ月半も経ってしまいました。
これには理由があります。
大事件が発生し、意気消沈していたのです😭
実はムクナ豆を育てている支柱が防風によってなぎ倒された…!
台風も来てないのに「え、まさか??」って思いました
同時に他の仕事が立て込んでいたのもありますが、このせいでブログを書く気が削がれていたというのも本音…。
今回はその大事件の様子をお届けします。
順調に花は咲き、豆が実る
前回の記事#4では虫の被害を受けつつも「花が咲いた!」「蕾もどんどん出てきている!」という喜びの記事だったのですが。
その後も順調に花が咲き続け、豆もどしどし実ってくれていました。
豆になる前に落ちてしまう花も多かったけど、どうやら問題がなくても一定数は落ちるものらしい。
この頃になるとツルの管理はほとんど必要なくなり、やることといったら虫のチェックと花落とし。
豆になりかけの時に花びらがくっついたままになっているとそこから虫がつきやすいので、早めに落としておくのが良いらしい
虫や病気に強いムクナ豆でも真夏は虫との戦い
虫といえば、ムクナ豆に多い虫はカメムシ、アオムシ、アブラムシなど。
カメムシやアオムシにはコーヒー・木酢酢・ニームオイル・ハッカ油
今年は夏が暑かったためか、カメムシが多かったですよね。
畑のムクナ豆にもやっぱりカメムシがついてました。
奴らは豆の美味しいエキスを吸ってしまうから困る。
あと、アオムシ(あるいはその仲間のニョロい何か)も多かったです。
アオムシは葉っぱを食い荒らすから困る。ムクナ豆は葉が大量に茂るので多少食われても平気な気はするが、ニョロがでっかくなって眼の前に現れると心臓に悪いからご退場願いたい。
化学農薬は使いたくないので、カメムシ対策のコーヒースプレーと、木酢酢+ニームオイル+ハッカ油の特性スプレーで防除しました。
一定の効果はあったと思うけど、いかんせん虫の数も多いから100%防ぐことは無理だった…
アブラムシには市販の自然系の農薬が確実
花(蕾)の段階で最も困るのがアブラムシ。
夏が暑くなり、雨も増えたお盆過ぎから、アブラムシが増えて参った。
奴らは蕾や花のガクをメインにべったりとくっつく。
たぶんそのせいで花が健康に育てなくなり、良い豆が実りづらなくなる。
下の写真だと、上部の葉の裏にもいくらかついてるけど、ほとんどが写真下部の蕾にまとわりついている。
黒い点々がアブラムシだよ
私、集合体恐怖症なんです。
アブラムシは植物への被害はもちろん困るんだけど、単純にキモチワルイ!
本当は写真ですら見たくないんだけど、逆光の写真でほとんど影になってるからまだ耐えられる。
でもキモチワルイ…!
アブラムシには、コーヒーやお酢ベースの特性スプレーよりも市販の自然系農薬が効果てきめんでした。
やっぱりちゃんと摘要欄に「アブラムシ」ってあるやつは、効果が保証されてるだけある。
住友化学園芸の食品由来で収穫直前まで使えるやつ。
シュッとやっておけば翌日にはアブラムシが窒息死してるから、蕾などに残ったカスをこそぎ落とせばOK。
強風になぎ倒された支柱…!
虫の最盛期である真夏をなんとか乗り切り、過ごしやすくなった10月頭。
雑草の勢いも衰え、虫も落ち着いてきて、作業が楽になる良い季節に入ってきた♪なんてウキウキしていたある日。
朝のいつものルーティーンで畑に行くと、、、
え…?
え…???
ってなりました。
しばらく茫然自失。
台風が来たわけでも、大雨が降ったわけでもないのに、なんで???と頭が混乱する中、とりあえず写真をパシャリ。
ブロガー魂ではなく、何をしたらいいの分からなすぎて写真を撮ることしか出来なかったの…
どうやら、この日の前日に吹き荒れた強風で倒れた模様。
家を出てきた時にはそこまで強く感じなかった風も、畑ではまっすぐ立ってられないほどの突風だった…!
とはいえ、鉄の支柱を何本もつなぎ合わせ土中にしっかり埋め込んだものが、晴れの日の風で倒れるなんて思わないじゃないですか?台風が来たわけでもないんだから。
なのに支柱が引っこ抜けただけでなく、しっかりと土中に刺さったままへし曲げられてるんですよ。恐ろしくないですか???
引っこ抜いてみるとこんな感じ。
下の写真の右側のものが正しい形。
L字だったものが、∫(インテグラル)字になっちゃった。
一体なにがどうなったらそうなるの?という面妖な支柱も…。(一本の支柱ですからね)
倒れた株は、ツル・支柱・ネットがぐっちゃぐっちゃに絡まり合ってた。
よりにもよって1番育ちの良い株が倒されてしまった。お豆がたくさん実ってたのに…!
倒れた奥側の株の1つは、根っこごと引っこ抜かれてしまった。
花がほとんど咲いていない株だったから、根っこもあまり強くなかったんだろうか。
どうせネットにツルがぐるぐる巻きになってたから、強い株だったとしても支柱&ネットごと持っていかれたら耐えられなかった気もする。
防草シートも風でめくられ
支柱だけではなく、防草シートも風でめくられてました。
風が巻いたんでしょうかね。
防草シートは専用ピンを土中に挿して固定してるのだが、捻じ曲げながら引っこ抜かれたみたい。
このピン、30cmもあるんですけど…?
そんな強い風と、どうやって戦えと???
突貫工事でなんとか修復
強風が吹く中、ムクナの豆と葉が生い茂ったネット+支柱を助け起こす作業は困難を極めました。
驚くほど重いうえに、風に煽られてまっすぐ立てられない!!
一人ではにっちもさっちもいかず、パートナーさんの助けを求めることに。
平日の勤務日にもかかわらず仕事を休んで駆けつけてくれた優しいパートナーさん…!
二人で最善を尽くしたものの「元通り」とはなりませんでした。
下の写真で、支柱が全体的に歪んでるのがわかるでしょうか?
完全になぎ倒された奥側の支柱たちだけでなく、手前側や途中の支柱も曲がったり連結が外れたり歪みがひどかったんです。
それをすべて治すことは到底不可能。
一箇所を直すと別の箇所に歪みが生じて合わなくなるの…
突貫工事でなんとか全体崩壊は免れたものの、ムクナトンネルの中は高さが落ちて間隔が狭くなってしまった。
狭くなると葉っぱや実が密集して湿気がこもりやすくなったり、日が差さない箇所ができたり、イイことなし。
そして何より作業性が悪い。
作業性が悪いと管理がしづらくなって、虫がつきやすくなる危険性も。
せっかくたくさん咲いているお花も、こんな環境じゃ、ね…。
そもそも、こんな状態で今後も強風に耐えきれるのだろうか…?
那須おろし
那須には「那須おろし」と呼ばれる北風が秋から春にかけて吹くことで有名なので、もちろん知ってはいた。
ただ、畑のあるこのエリアは那須連山の麓で周囲に森も高い建物もない開放的なエリアだから、想像以上の強風みたい。
我が家は森に囲まれてるからここまでじゃないんだけどね
大げさではなく、突風が吹くと真っすぐ立っていられないほどの威力がある。
畑のご近所さんも「うちのハウスも過去何度か倒れた」とおっしゃっていて、全く驚いてる様子もなかったので、このあたりではこのくらいの風は例年通りらしい。
突貫工事で修復した支柱達、冬の収穫まで耐えきれるんだろうか…?
(#6につづく…)
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