都内勤務で田舎暮らしするならどこがいい?[移住者が選ぶ東京に通える地方都市]
東京都内に通える距離で田舎暮らしがしたいけど、どこに移住すればいいの?
そういう要望は多いよね!やっぱり仕事もあるし友達もいるし、都内に通える距離に住んでいないと不安だもんね。
私は都内に勤務してる時に移住したので、移住先を検討するにあたり最優先事項としたのが『東京に出やすい立地であること』でした。
当時コロナ禍の影響で100%テレワークでしたが、状況がどう変わるか分からなかったので都内へのアクセスは外せなかったんです。
私は色々と検討して那須を選びましたが、他にも良い候補地はたくさんあります。
そこで、その候補地を3つの田舎暮らしスタイル別にピックアップしてみました♪
3つの田舎暮らしスタイル
- ”田舎暮らしデビュー”におすすめ「地方都市」←この記事
- ”ちょい田舎暮らし”におすすめ「別荘地」
- ”しっかり田舎暮らし”におすすめ「過疎地」
この記事では『田舎暮らしデビューにおすすめ「地方都市」』の候補地を紹介するよ♪
地方都市は自然環境と便利さ等々生活の総合バランスが良いので、“田舎暮らしデビュー”におすすめなんです。
東京へのアクセスの良さも考慮して、数ある地方都市の中から今回ご紹介するのが
の3市。
「地方都市がなぜおすすめなのか」も併せて解説しますので、移住先を検討中の方は参考にしてみてくださいね😊
東京へのアクセスの良さの定義を以下の通りに設定しました:
- 都内最初の主要ターミナル駅まで電車(新幹線・特急含む)の乗車時間おおむね1時間。
- 自宅から最寄り駅までは自家用車で行くものとする。(公共の交通機関の有無は考慮しない。また、ドライブ時間は上記乗車時間に含めない。)
- 神奈川・埼玉・千葉は今回は候補地に入れない。(東京に近すぎるので)
おすすめ地方都市1:栃木県小山市
私の暮らしている那須と同じく栃木県にある小山市は、人口17万人、人口密度970人/㎢。
宇都宮市に次ぐ栃木県第2の都市です。
新幹線駅あり
この小山市がオススメな一番の理由は、東北新幹線で東京駅までたったの40分という立地!
宇都宮駅より1駅東京寄りです
新幹線通勤はとにかく快適なので、車内で仕事をするもよし、寝るもよし!
それなら、40分の移動時間なんて一瞬だね
以前、私が那須塩原駅から新幹線で都内の会社に出社した際に、小山駅で乗って来るスーツ姿の会社員を沢山見ました。
小山から都内通勤している人が結構多いので、近所で都内勤務仲間も作れそう。
共通点があるという事は、ご近所さんと仲良くするための心強いキッカケとなるでしょうから、これも小山ならではのメリットですよね!
関東平野
小山市は関東平野に位置しているので、とにかく平坦。
街の中心部こそ高い建物が立ち並んでいますが、ちょっと離れた県道沿いにはひたすら畑や田んぼが広がっているので、雄大な景色が楽しめます。
この解放感が、「田舎暮らし」らしさを実感させてくれるのではないでしょうか😊
田園風景やっぱいいよね♪
単純に、平地は土砂災害等の危険性が低いというのもメリットだと思います。
東京よりも100kmほど北上しますが、標高が高くないので冬が極端に寒いという事もないでしょう。
東京は温かいから、それに比べたら冷えるだろうけどね
市の財政状況が安定している
宇都宮市に次ぐ第2の都市ということもあり、経済が潤っているのも小山市に安心て暮らせる理由の1つ。
平地を生かした農業はもちろん、大手企業の工場がたくさんあるため製造業も盛ん。
市の財務状況が正常なので、市民に負担がかかる心配はなさそう。
イオンモールなど大型ショッピングモールが賑わっている事も、市にとっても市民にとっても経済的なメリットが大きいですよね!
こういう地方都市は、田舎暮らしデビューにちょうど良い塩梅だと思います。
おすすめ地方都市2:茨城県つくば市
茨城県つくば市は、筑波山の麓に位置する人口22万人の市です。
先ほどご紹介した小山市よりも人口は少し多いですが、人口密度880人/㎢なのでゆったりと暮らせる土地柄だと思います。
外から来た人たちが多い
つくば市といえば、「筑波研究学園都市」。
国立や民間の研究所が多数存在しているし、国立の難関大学である筑波大学もつくば市内にあります。
あのJAXAもつくば市だよ
なので、県外からの研究者や学生さんは勿論、海外からの研究者や留学生も凄く多い。
つまり、外から来た「よそ者」がとても多い土地柄なんです!
これは、移住者にとって大きなメリットですよね。
研究所の任期満了や大学卒業後は引っ越す人も多いので、人の出入りが多く”新参者”に寛容なのも特徴
これらの施設のお陰で、つくば市の財政状況はとても良好で、将来的にも盤石であると言われています。
その点でも、つくば市は安心して移住できそうですよね。
都内まで電車(TX)で45分
つくば市にはつくばエクスプレス(通称TX)が来ているので、都内への通勤も便利。
なんと、終点の秋葉原駅まで最短45分!
TXは鈍行列車で、元々つくば市内から毎日都内通勤している人も多いので、「地方移住した感」は薄いかもしれません。
ですが出社する頻度が高くなりそうな人には、この位の距離に移住した方が安心できるのではないでしょうか。
新幹線通勤したくても、会社は特急料金は支給してくれないしね
会社の規定によるだろうけど、支給してくれない会社が多そうだよね
筑波山と関東平野
つくば市全体的には関東平野に広がっていて、その先に筑波山があります。
筑波山と言えば平安時代から貴族が愛でてきた霊峰で、今でも関東有数の観光地なんです。
平安時代の和歌に筑波山が詠まれて、『源氏物語』でも言及されてるんだよ
「平地」と「山」の両方を堪能できるのはなかなか贅沢な地形ですよ♪
美しい景色を毎日眺められて、都内まで鈍行列車で45分なのだから、田舎暮らしデビューの移住先として凄く良いバランスなのではないでしょうか!
おすすめ地方都市3:群馬県太田市
太田市は人口22万人、人口密度1,200人/㎢ なので、今回挙げた候補地の中では一番都会っぽい地方都市になります。
北関東随一の工業都市
SUBARUの企業城下町なので、車好きなら何となく地名は聞いた事あるって人も多いのでは?
スバル町という町名にまでなってるよ
ですが、SUBARU以前から太田市は栄えていたようです。
江戸時代には、徳川家康ゆかりのお寺の門前町として、また日光例幣使街道の宿場町として。
大正~昭和に入ると、SUBARUの前身である中島飛行機の軍用機製造拠点として。
そういう歴史があるので、太田市は長らく輸送用機器の製造拠点として栄え続けています。
もちろんその他の製造業も多数市内に存在するので、工業都市の名に相応しい市。
その分、田舎らしい田園風景というよりも工業地帯って印象が強いかも
時代の変遷とともに市政を支える産業も変遷してきた太田市なので、将来的にもうまく順応して発展し続けてくれそうですよね。
特急で都内まで1時間
太田駅からは東武伊勢崎線(通称スカイツリーライン)の特急で、北千住駅まで1時間ちょい。
電車のタイミングによっては1時間20分かかってしまうので、今回の条件に於いてはちょっと苦しいかも…?
でも、特急だけで都内に出れるし、伊勢崎線は半蔵門線などの乗り入れもしているので、使い勝手が良いのではないでしょうか!
田舎暮らしデビューにおすすめ「地方都市」
まそもそも何故「地方都市」を田舎暮らしデビューにおすすめしたいのか、理由を説明しますね。
- 人口と自然のバランスが良い◎
- ライフラインや施設など日常生活に不便が少ない
- 市の財政が安定している
つまり地方都市は総合的な生活のコスパがとても良い土地なんです!
人口と自然のバランス◎
地方都市とはざっくり言うと、人口が10万~20万人ぐらい、かつ人口密度が200人/㎢以上の市のこと。
東京都23区の人口が971万人、人口密度が1万5,500人/㎢ なので、その差は歴然。
ちなみに横浜市は人口377万人・人口密度8,700人/㎢だよ
要は土地が狭くて人が多いってことね
地方都市なら都会よりも土地が広くて人も少ないので、いわゆる”ド田舎”でなくても十分に「田舎暮らし」っぽさは味わえます。
日常生活に不便がない
都会の代名詞である23区や横浜市と比べてしまうと地方都市の人口は少ないですが、10万~20万人という人口規模がある為、日常生活に支障をきたすほどの不便はありません。
きちんとライフラインが整っているし、学校や医療施設も必要十分に揃っているし、飲食店や娯楽施設などのレジャーも十分に楽しめるし。
その上で生活必需品のコストが安い!
最近は物価高騰中だから少しでも安く手に入れたいしね
市の財政が安定している
しかも、人が多く住んでいるということは、地元に大きな企業があったり、あるいは何かの産業が盛んだったり、市の収入源が確保されているということ。
大企業の工場があるとか、観光産業が盛んとかね
そうなると、市の財務状況も安定するので国民健康保険や税金も低くて済む可能性が!
なので地方都市は、人口+自然+利便性など総合的な生活のコスパが良いと言われているんです。
田舎暮らしデビューにおすすめ
そのおかげで、地方移住した途端ライフスタイルがガラリと変ってしまい生活しづらくなる…なんてリスクが低い。
都会より生活費を抑えられる田舎に暮らしたいけど、便利な生活は失いたくない!
というコスパ重視の方や、
都会育ちの私がいきなり田舎に移住して、暮らしていけるかな?
と不安を感じている方に、地方都市はおすすめな移住地なんです!
各市の移住支援制度
今回候補地として挙げた3つの市はすべて、東京圏からの移住者に対して支援金を支給しています。
世帯あたり100万円ぐらい貰えるよ
支援金の詳細や制度を活用するための条件については、『市町村の移住支援まとめ』の記事も参考にしてくださいね。
当記事で紹介した小山市・つくば市・太田市に加え、那須・熱海・軽井沢などの別荘地の移住支援についてもまとめていますよ♪
まずは移住候補地を訪れてみよう
いかがだったでしょうか?
今回ご紹介した地方都市の中に、気になる土地はありましたか?
良さそうだとは思ったけど、現地を訪れてみないとなんとも言えないなぁ
だったら旅行がてら訪問してみたら?
全国旅行支援の継続も発表されましたし、旅行がてら移住地候補を訪れるのもアリですよ♪
国内・海外旅行の予約で有名なJTBなら、例えば「つくば市で乗馬体験」などのツアーが魅力的。
移住候補地で自由行動がしたいならエアトリの格安レンタカーを借りるのも良し◎
藤棚で有名な「あしかがフラワーパーク」は小山からも太田からも3〜40分の距離だから、ついでに寄るのもいいよね
移住後の運転の練習にもなるしね
まずは現地を訪れてみないと、「その土地を気にいるか」「市内のどの辺りで物件を探すか」など判断が難しいと思います。
旅行がお得な今の時期に一度訪問してみるのをおすすめしますよ♪
「別荘地編」参考に
当記事『地方都市編』に加え、『別荘地編』もあります。
地方都市はちょっと違うなぁ〜と思ったなら別荘地はいかが?
紹介しているのは「ベタだけど間違いない」3つの別荘地です↓
- 軽井沢
- 那須
- 熱海
良き移住先に巡り合えますように、陰ながら応援しています😊
それでは、また別の記事でお会いしましょう♪
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